【第1,007号】 進歩の源泉~安岡正篤~
偏差値はそこそこ高い、入社試験は合格以上レベル、学歴も良い、
性格も良い、真面目そうで見た目も好印象、受け答えもしっかりしている、
部活ではリーダーをやっていた、
気になる点はほとんどなく
はつらつとしたところが少し不足気味かな~、という印象。
このような人が面接に来ると概ね多くの企業で「採用候補」となるでしょう。
ところが、実際に働いてみると思ったほど輝かないことがあります。
私はサラリーマン時代、採用担当だったこともあり、
何度も「思った程でもない」を経験しています。
顧問先の面接に立ち会うことも多いのですが、同様の経験を何度かしています。
未だにその要因を掴めていなかったのですが、
先日、致知出版から出ている「安岡正篤一日一言」の中に
「これでは?」という答えを見つけました。
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進歩の源泉
人間の進歩というものは、偉大なる発明発見でも悟りでも、
すべてインスピレーションとか感動から始まる。
ただし感動するためには、我々の心の中に感受性がなければならない。
感受性というものは、自分が充実しなければ出てこない。
放心したり、自分が自分を忘れていたら、これはあるわけがない。
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もう一度、冒頭の人物像を読み返してください。
プラス面ではなく、マイナス面の
「はつらつとしたところが少し不足気味かな~」
が重要だったのです。
新しいアイデアを出す、前向きに取り組み、挑戦し続けるといった
モチベーションは心の中のエネルギーによって出てきます。
安岡正篤先生の言われる「心の中の感受性」によるものです。
はつらつとしたところが少し不足気味かな~、は
この「心の中の感受性」や「充実感」が不足しているからです。
できるだけ人のプラス面を見るべきなのですが、
プラス面を発揮するかしないかは、この「心の中の感受性」や「充実感」次第です。
「心の中の感受性」や「充実感」のある人は目にそれが現れます。
「目の輝き」や「目に力がある」
これは面接時にとても重要なポイントだと思います。
ついでに「目の輝き」を生物学的に説明しておきます。
何かに興味を持ったり、何かを見つめると
1.瞳孔の拡大に伴って黒目部分が大きくなります。
2.同時に目を見開くため、通常より白目の露出分が増えます。
3.大きくなった黒目と露出した白目に光が反射します。
このようにして、通常より増えた光の反射量と
大きくなった瞳孔と白目によって、目が輝いたように見えます。
追記
もっとも本人に問題がなく、入社した会社の方が「期待外れ」だったから、
力を発揮する気力を失った・・・というのもあるかもしれません。
そこは反省しましょう。
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