【第1,273号】 2:6:2の法則を用いた部下の評価と指導
部下の仕事ぶり(=仕事に対する姿勢や働き方、能力)や仕事の成果を評価し、
部下をより良い状況へ導くことが上司の重要な仕事です。
では、仕事ぶりや仕事の成果を評価する際に、
どういう「見方(=着眼)」をしていますか?
私はホームセンター時代も広告業のマネジメント職のときも
「2:6:2」で見ていました。
2:6:2の法則は、集団におけるパフォーマンス(生産性)を見るときによく使われ、
良い人が2割、中くらいの人が6割、悪い人が2割の割合で存在するという経験則です。
2:6:2の法則は、上記以外にも人間関係にも使われます。
仲の良い人が2割、どちらでもない人が6割、どちらかというと嫌いという人が2割、
といった感じですね。
それを私は仕事ぶりや成果でも当て嵌めます。
・めっちゃ一所懸命やった仕事がどの程度あったか?
・ルーティン的に流れ作業になっていた仕事の割合はどの程度あったか?
・ミスや他人に迷惑を掛けるような仕事も含めて反省すべき仕事がどの程度あったか?
多くの人をこの視点で見てきました。
これが2:6:2であれば、OKとしました。
優秀な人は、上位が5~6割で、中が4~5、下はほぼ無し、というような人もいますが、
一般的には、日常の仕事は、
2:6:2 もしくは2:7:1のようなバランスが多いように感じます。
ミスを繰り返す、仕事の要領が悪い、人に迷惑をかけるような人は残念ながら
0:6:4のようなバランスです。
覚えておいていただきたいのは、優秀な人も退職が頭に出てくると
上位が減って、中間や下が増えてきます。
部下の仕事ぶりや成果がレベルダウンし、それが続くときには、
何か悩みを抱えているはずなので、
1 on 1 ミーティングで要因把握されると良いでしょう。
ちなみに、私は部下の日報に、
「めっちゃ一所懸命やった仕事」の内容とその割合を書かせていました。
チェックするためではなく、それを記入させることで、
「一所懸命」に仕事をすることを意識させていました。
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