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【第1,353号】 学びの目的を見失わないために~吉田松陰と橋本左内からの学び~

【第1,353号】 学びの目的を見失わないために~吉田松陰と橋本左内からの学び~

 

【第1,352号 読書のすすめ~学びを活かすための本の選び方~】

https://km.kando-m.jp/news/mm1352/

この号で「学びは実践することが重要である」とお伝えしました。

逆に言えば、「実践のために学ぶ」とも言えるでしょう

吉田松陰は松下村塾で、その重要性を繰り返し塾生に伝えていました。

安政の大獄で刑死した越前藩士・橋本左内も、同じような考えを述べています。

橋本左内は、開明的思想を持つ医師であり政治家で、改革を推進するとともに、

蘭学や西洋学問の導入を重視しました。

左内は福井藩の藩校「明道館」において、

西洋学問を学ぶ際の注意点を「明道館における布令原案」で

次のように述べています。

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単に西洋の知識や技術を模倣するのではなく、

それを日本の状況に適応させて活用することが重要です。

特に、日本固有の道徳や精神を軽視せず、伝統との調和を図ることが必要です。

また、学問を学ぶ目的を明確にし、それを個人の利益や名声のためではなく、

国や社会の発展に資するものとすべきです。

さらに、学問を修める者は自己修養を怠らず、

人格を磨き、広い視野を持つことが求められる。

知識の習得と道徳的成熟を両立させることが、

西洋学問を学ぶ上での理想的な姿勢です。

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橋本左内は現代語的に述べると、

「西洋の学問は正しく学べば得られるものも多いが、

軽い気持ちで学ぶと、かえって害毒を生じる」

と言いたかったのだと思います。

害毒を恐れるあまり、徳川幕府は長く鎖国を続け、

黒船来航の際には日本全体が「夷狄」として打ち払おうとしました。

当時、吉田松陰と橋本左内だけが、「良いところと悪いところを見極めろ」、

と言っていたと思います。

読書にも良い面と悪い面があります。

学びすぎて頭でっかちになったり、逆にまったく学ばない人がいたり、

この二人が争ったときにうまく着地できるとは思えません。

「こうしたい」「ああしたい」という行動の目的が先にあり、

それを正しく導くための学びであれば、たとえ争いが生じても、

目的が同じであればうまく着地できると思います。

橋本左内の「良いところと悪いところを見極めろ」という考えから

もう一つ学びがあります。

「人の役に立つものは、また一方では、必ず人を害する弊害もともなる」

今の便利過ぎる世の中には逆に害をなす場面が多くなったと思います。

闇バイトやいじめなども、SNSの負の側面といえるでしょう。

 

 

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