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【第1,369号】 チームで働くこと、部下を持つこと~〜松下幸之助翁の言葉から学ぶ~

【第1,369号】 チームで働くこと、部下を持つこと~〜松下幸之助翁の言葉から学ぶ~

 

「なぜ、チームで働くのか?」

「なぜ、自分には部下がいるのか?」

「なぜ、私には上司がいるのか? 同僚がいるのか?」

このような問いかけをしたことがありますか?

おそらく

「仕事は一人でできないことが多く、助け合う必要があるから」

という答えが返ってくると思います。

では、もう一歩踏み込んで考えてください。

「どうすればより助け合うことができるでしょうか?」

「自分のすべきことを責任をもってやる」

「困っている仲間を助ける」

「自分のスキル向上や経験値を高める」

「部下を正しく導く」

その他、さまざまな答えが浮かんだのではないでしょうか。

私が大切にしていることがあります。

それは松下幸之助翁の「道をひらく」(PHP文庫)にあります。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-53407-7

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長所と短所

この世の中は持ちつ持たれつ、人と人との協同生活によって、仕事が成り立っている。

暮らしが成り立っている。

この協同生活を円滑に進めるためには、いろいろの心くばりが必要だけれども、

なかでも大事なことは、おたがいにまわりの人の長所と欠点とを、

素直な心でよく理解しておくということである。

そしてその長所を、できるかぎり発揮させてあげるように、

またその短所をできるかぎり補ってあげるように、

温かい心で最善の心くばりをするということである。

神さまではないのだから、全知全能を人間に求めるのは愚の限りである。

人に求めるほうも愚なら、いささかのうぬぼれにみずから心おごる姿も、また愚である。

人を助けて己の仕事が成り立ち、また人に助けられて己の仕事が円滑に運んでいるのである。

この理解と心くばりがなければ、

百万の人も単につのつき合わした烏合の衆にすぎないであろう。

長所と短所──それは人間のいわば一つの宿命である。

その宿命を繁栄に結びつけるのも貧困に結びつけるのも、

つまりはおたがいの心くばり一つにかかっているのではなかろうか。

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この一文の全てが突き刺さると思いますが、私は次の一行を肝に銘じています。

「長所と短所──それは人間のいわば一つの宿命である」

サラリーマン時代、随分ひどい考え方ですが、

部下の長所は「成果のために利用するもの」

短所は「成果に至らないときに責めるもの」

と、と捉えていたように思います。

私に限らず、部下の短所を嘆く上司は多いと思います。

そんなときに幸之助翁の

「長所と短所は人間のいわば一つの宿命。そこに最善の温かい心くばりをする」

と言う言葉を思い出してください。

良い関係を築けると思います。

 

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