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【第198号のテーマ】 実行計画
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顧問先の経営方針発表会で、各部署毎に今期の重点取り組み課題と
その実行計画を発表します。
その内容確認と意思統一のためのチーム面談を行いました。
2日間で全11部署行いましたが、集中力マックスで無事終了しました。
事前に何度も課題とその実行計画の修正を行っていたのですが、
それでもまだやれそうな実感に至っていない部署があります。
その部署の計画には以下の3点の特徴があります。
■実行計画の優先付けが甘い
1つの重要課題の解決や目標達成に対し、
3つの実行計画案を考えるように指示をしていますが、
その3案を100%やっても課題解決の1割もできないような計画案が出てきます。
第一案で課題の70%が達成でき、第二案で20%、第三案で10%。これで合計100%達成
もしくは、第一案で40%、第二案で30%、第三案で30%。これでも100%達成。
課題によって、上の集中型と下の分散型のどちらかを選択すれば良いのですが、
いずれにしても
何をすれば達成できるのか?
が重要で、自分達のできることを積み上げることが計画立案ではありません。
成果を出せる計画を作り、それの優先順位を決めて実行(選択して集中してやる)
すれば達成に必ず繋がります。
■PDCAになっていない
(P)いつ誰がどのような計画を立案し、
(D)いつ誰がそれを実行し、
(C)いつ誰がそれをチェックし、修正案を考え
(A)いつ誰が修正案で再実行するのか?
これが実行計画案に入っていない計画はまず、失敗します。
そもそも計画のスタートを切れません。
いつ、誰が、どのようにして、どういう結果を出すか?
何かを考える時に常にこれを頭に浮かべ、期日、担当、やり方、成果の
関係を明確にするべきです。
■選択と集中
昨年度できなかったことの反省を踏まえて、今年度の実行計画を立てますが、
大概、昨年よりも計画案の数が多くなっています。
そこで、私はどの顧問先でも同じ事を言うことになります。
去年出来なかったのに今年は更に増やして、どうやってやるのですか?
計画を提出して、それを評価して貰うことが提出の目的ではありません。
その計画の実効性を確認するために提出して貰っています。
量ではなく、質です。
計画案の中から、絶対にやるべきことを選択して、
それを集中してやってください。
目標未達だからといって、やることを増やすと却って中途半端になりがちです。
一つのことを徹底してやって「見極めた後」に新しい事に取り組むべきです。
昨日もこんなに一杯計画して、本当にできますか?
もっと絞り込んだ方が良いよ!
と言うと全員がホッとしてました(笑)。
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