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【第236号のテーマ】 自分の価値に対しての自信
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選択理論で有名なウィリアム・グラッサー博士が
学校教育について次の様に述べています。
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学校とは、上級学校への進学して、出世の糸口をつけるところではなく
一人ひとりが「人になっていく」課程の場である。
そこにおいてもっとも重要ものは
自分の価値に対して、肯定的に正しく自信をもつこと
である。
もし学校に入ったがために、惨めになったり、自信を失ったりしたら、
そのような落第、落伍のレッテルを学生に貼るのでは無く
学生に自信を与えることに失敗した学校にこそ、貼られるものである
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拍手喝采したいような考え方と思います。
高校でも大学でも「卒業や進学条件」を満たすための勉強をしてきました。
日本の学校では、入学時よりも成績が下がっても卒業条件を満たせば、
卒業できます。
入学するには、その大学の要求するボーダーラインを超えれば、入学できます。
そういう学校を出た学生を「企業」が
人になっていく
課程を教えているのが日本です。
しかも給料を払いながらです。
仕事に対する報酬として給与は支払うけれども
人になっていく教育に対し、本人から授業料を取れれば!、
と思うことがあります。
そうすれば、やる気のある人間が研修に参加します。
2:6:2の法則と言われるように、
下の2割の人の研修への参画意欲(準備や研修中の真摯さなど)が
場の雰囲気を悪くしたり、停滞を招くことが多々見受けられます。
企業で行われる研修には、
自分の価値に対して自信を与える
自己肯定感醸成や自己啓発系の研修
が多い様に思います。
その研修にやる気の無い人間が参加しても意味がありません。
人になること
それを自らの努力で成し遂げようとせずに、
自身の幸せも人様へのお裾分けもできるはずがありません。
研修参加時には研修費を払えとは言いませんが、
払ったつもりで真剣になることはできるはずです。
もしくは払ったつもりで、違う形で自己啓発に投資されると良いと思います。
※2:6:2の法則とは・・・
およそ組織では、2割の人間が優れた働きをし、
6割の人間が普通の働きをし、
2割の人間が足を引っ張るなどの負の働きをするという
法則のことです。
松下幸之助氏の提唱という説もあります。
人間だけでなく、アリやハチの社会でも
同様の現象が確認されています。
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