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【第278号】 部下を育てていないから部下は成長しないし、上司も感謝されない
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松下幸之助氏ネタです。
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仕事を与え、実験させて人を育てる
人を育てるというのは大事だけれども、実際には、
実習させにゃいかん。
練習は仕事と一緒ですわ。
実験させなきゃいかんですな。
仕事を与え実験させていると、人は育っていくんですよ。
それで一人の人間が育てば、これは大きな宝ですよ。
(『マネジメント』昭和52年3月号)
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事業成果が芳しくない、ミスクレが減らない、離職率が下がらない
このような企業に共通しているのは人財成が弱いということです。
それを経営者に指摘すると
「そんなことはない。人づくりに時間もお金も掛けている」
と返答が返ってきます。
「では、何故、業績向上しないのですか?ミスクレが減らないのですか?」
と問うと
「現場が教えていない(現場で教えられていない)」
という返答が返ってきます。
何のための人財育成なのか?
人を育て、社会に貢献し、たくさんのお役立ちをし、社会から感謝とお金を戴く
ためです。
本メルマガでも松下幸之助氏の考え方を何度となく伝えていますが、
人財育成が成果となっていない企業も多いです。
何故なのか?
上にも書きました様に
「現場が教えていない(現場で教えられていない)」
からです。
育てる意識が弱い
指示命令で業務をさせる
自分ができている今のレベルで教える
相手目線、相手のレベルで教えられない
丁寧に教えず、とりあえずやらせる
やらせた結果を一緒に振り返らずに、ダメ出しで終わり
こういう共通項が現場にあります。
幸之助氏が言われる「実験」とは、
任せる前に小さくやらせる
小さな成功を経験させる
ことだと思います。
連合艦隊司令長官 山本五十六の有名な言葉があります。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ
これが現場でできていると人は育ちます。
教育とは「共育」です。
部下は上司を選べません。
素晴らしい上司として感謝されることは、
部下や世のため、人のためなのです。
現場が教えていない
と言われないように上司が成長しましょう。
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