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【第290号のテーマ】 人間の精神(こころ)の美しさ
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小池一夫原作・神江里見作画『弐十手物語』(にじってものがたり)
からの引用です。
1978年3月から2003年11月まで週刊誌に連載され、単行本は全110巻あります。
十手者である主人公の菊池鶴次郎を取り巻く人間物語で、
人はどうあるべきか、親や子はどうあるべきか、政治はどうあるべきか、
このようなことが綴られています。
読み始めると止まりません。
今回は、その中から「人間の精神(こころ)の美しさ」についての
鶴次郎がある間違った生き方をしている人を
更正させようとしている場面の台詞を転載します。
綺麗な文章なので、原文をそのまま掲載します。
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この世は苦しみの世なのです
すべての生きものはその苦しみに耐えて生きているのです
雨や風や嵐や雪に耐えて生き抜いていくからこそ
生命は佩(はか)なく美しいのです
苦しい中だからこそ生命は尊いのです
仏の教えにあるように
この世は一切皆苦(いっさいかいく)なのです
他の生きものとは違い
人間には精神(こころ)というものがあります
一切皆苦を享受してこそ
人間の精神(こころ)は美しく
その美しさが外にも出るのです
あたなは醜いですよ
このままでは醜く生きて死ぬだけです
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287号で「生きていると生かされている」の違いを取り上げ、
動物と人を比較しました。
この鶴次郎の言葉にも
人にしかない
美しい精神(こころ)を大切にする
とあります。
美しく生きるとは自分の心のあり方で決まります。
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