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【第306号のテーマ】 辞書が面白い
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小学校高学年の時、クリスマスプレゼントとして
30巻からなる百科事典を両親から貰いました。
2ヶ月に1巻ずつ配本されるのが楽しみでした。
ある日、父親が1巻の「あ」から順に読んでいるのを見て
自分もやってみようと思いました。
全巻を読み終えた時には中学校になっていたと思います。
その時には父親は2周目に入っており、負けじと追いかけました。
2周目を読み終えた時には高校に入っていたと思います。
305号にも書きましたが、この行為は特に結果を求めていません。
全巻読むという目標のみです。
ですが、この積み重ねは今も活きていると思います。
2013年に松田龍平さんと宮﨑あおいさんが主演をされ、公開された
「舟を編む」
で辞書に興味を持ち、以下を購入し、以来、辞書を読むことにはまっています。
角川学芸出版「基礎日本語辞典」
岩波書店「日本語語感の辞典」
ベネッセ「ベネッセ表現読解国語辞典」
ベネッセ「ベネッセ全訳古語辞典」
三省堂「新明解国語辞典(第三版)」
三省堂「新明解国語辞典(第四版)」
三省堂「新明解国語辞典(第五版)」
これらは調べるための辞書というよりも「読み物」として読んでいます。
「基礎日本語辞典」は297号に書いた「富士山に登る」「富士山を登る」
の「に」と「を」の違いなどを詳しく書かれています。
因みに「~に」だけで7ページも使われています。
「日本語語感の辞典」は「感激・感動・感銘」の様な意味が似通っていても
微妙に語感というかニュアンスの違いを説明した辞典です。
読んだ直後は「なるほど~」と思うのですが、しばらくすると忘れます。
「ベネッセ表現読解国語辞典」は
辞典部・漢字部・機能語部・敬語表現部の四部構成になっています。
機能語部にある助詞、接続詞、助動詞、文末表現などを参考にしています。
敬語表現部では敬語の仕組みをわかりやすく解説されていますが、これも
読んだ直後は「なるほど~」と思うのですが、しばらくすると忘れます。
「ベネッセ全訳古語辞典」は今一番はまっています。
例えば「こころ」を調べるとその現代語訳が出ます。
そして、「こころ」を使った古文がずら~っと出てきて、
その一文ごとにどういう意味で使ったのかの解説があります。
一文字調べるのに時間がかかり過ぎるので受験勉強では絶対に使わない辞典です。
「新明解国語辞典」が何故、三冊もあるの?
と思われたと思いますが、
作家の赤瀬川源平氏が『新明解国語辞典』を擬人化して「新解さん」と呼び、
その謎を解明しようとした『新解さんの謎』を読んだ時に読み比べを決めました。
次の号で一部を紹介します。
辞書の「版」により、説明がこんなにも変わるの!と驚きますよ。
ですので、新明解を読むときは同じ語句を3つの版でどう違うかを
調べながら読むので時間もかかります。
これら以外にiPhoneに
三省堂「新明解国語辞典(第七版)」
大修館書店「明鏡国語辞典(第二版)」
が入っています。
この2冊は「本来の辞書」としての使い方をしています(笑)
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