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【第330号のテーマ】 体で覚える
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自転車は一度乗れるようになると何年経っても乗れます。
これは、自転車に乗るための一連の動作を小脳が記憶するからです。
最初から小脳に記憶される訳ではありません。
最初は大脳に記憶されます。
次に大脳の「自転車に乗る一連の動作」の記憶が小脳にコピーされます。
大脳の記憶は意識して、引きだす必要がありますが、
小脳にコピーされた記憶は「体が記憶」した状態となります。
故に何年経っても覚えているのです。
同様な記憶には、水泳や歩行もあります。
漢字の「書き取り」も実は小脳記憶となります。
最初は大脳です。ですが何度も繰り返すことで小脳記憶となります。
小学校の頃、何度も同じ漢字をノートに書いた記憶がありますよね。
これをキチンとやっておけば、小脳に記憶されます。
ところが、薔薇、憂鬱、檸檬などの漢字は何度も書いていません。
故に大脳記憶となり、思い出せないのです。
これを仕事に置き換えて考えて見ましょう。
同じ過ちを繰り返す人は、体が覚えていないのです。
すなわち大脳記憶で仕事をしていることになります。
小脳記憶になるように「書き取り」のイメージで
何度も何度も繰り返すことで、過ちを繰り返さなくなります。
関西弁で「どんくさい」という言葉があります。
動きがのろい、失敗をよくする様子を表現します。
運動神経の良い人は「どんくさい」と言われにくいです。
何となく「バランス感覚の悪い」人が「どんくさい」と言われます。
こういう人達は「小脳の働き」が弱いと思われます。
小脳は鍛えられます。
普段しない動きをすることです。
ムーンウォークやラジオ体操の第二などが効果的でしょう。
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