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【第347号のテーマ】 人生の四季

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【第347号のテーマ】 人生の四季

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日本の医療に多大なる貢献をされた聖路加国際病院の故日野原重明氏が

著書「人生の四季に生きる」の中で、

自然界に咲く花のように、私たちの人生にも春・夏・秋・冬の四季が訪れる。

思いもよらぬ困難もあるけれど、

いつも自分らしい花を咲かせることに挑戦できることは、幸せです、

と語られています。

では、人生の四季とはどう考えれば良いのでしょうか?

古代インドの「マヌ法典」に

人生を4つに分ける「四住期(しじゅうき)」という考えが

書かれていますので紹介します。

1.「学生期(がくしょうき)」

0歳~24歳まで。

人として生まれ、人として生きる知恵を身に付けるための時期。

師について心身を鍛え、学習することが大切。

まだ世間からは一人前とは見なされておらず、

謙虚に自省をしながら生きる。

2.「家住期(かじゅうき)」

25歳~49歳まで。

就職という形で社会に出て、結婚し、家庭を築き、子供を育てる時期。

一家の大黒柱となって家族を守りながら、会社のためにも働く。

俗に言う「働き盛り」の時期で、

体力・気力ともに人生でもっとも充実している。

お金や地位といった世俗的なモノを求めがちな時期。

3.「林住期(りんじゅうき)」

50歳~74歳まで。

生き甲斐を求めて、人間らしく正しく生きる時期。

家住期に求めた世俗的な利益を離れて、

世俗の迷いから脱却(解脱といいます)を目指す。

林住という意味は、仕事や家庭から卒業し、

林に庵(いおり)を構えることです。

その庵において、これからの行く末を深く瞑想しなさい、ということです。

五木寛之氏のベストセラー「林住期」では、

人生のピーク、ジャンプの季節。

自らの生き甲斐を求めて生きなさい、とあります。

4.「遊行期(ゆうぎょうき)」

75歳~100歳まで。

林に構えた庵(いおり)から出て、思うままに遊行し、

人に道を説き、自らが経験した様々な人生の知恵を人々に授ける時期。

五木寛之氏は「遊行の門」(ゆぎょうのもん)の中で

死への道であると同時に子どもの心に還っていく時期。

老いることをエンジョイしましょう、と書かれています。

因みにインドの超富裕層は、

欲しいものは何でも手に入れる生活をしていますが、

ある年齢に来ると自分の所有物を貧しい人や召使いに

分け与える「修行」を始めます。

「修行」とまで言われるほど、

所有物を分け与えることは大変な決断がいるのだと思います。

私は林住期ですので、これからの遊行期に向けての準備が必要です。

340号で「貪欲と知足」について書きました。

本号の内容も合わせて、今後、大切にしたいと思います。

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