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【第350号のテーマ】 右脳と左脳
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サーキットにコースインしたクルマがピットに戻って
ドライバーとエンジニアが何やら話し合っている光景を目にします。
彼らはマシンセッティングの話をしているのですが、
基本的にドライバーは感覚を表現しています。
1コーナーでリヤが少し流れる
S字でフロントを食いつかせたい
といった表現をします。
右脳が五感を通して感じた感覚を言葉で表します。
これを聞いたエンジニアは左脳を使って、
1コーナーでリヤが少し流れる → ウィングを2度立てよう
S字でフロントを食いつかせたい → リヤの車高を5ミリ上げよう
と言った様にアナログの感覚をデジタルの数字に置き換えます。
このようにしてレースの現場では、
右脳を使う人間と左脳を使う人間がコミュニケーションをします。
もし、ドライバーが左脳人間であれば、どうなるでしょうか?
エンジニアは指示通りにするか、疑問を持ちながら従うか、でしょう。
これだとドライバー依存となり、エンジニアの能力は引き出せません。
では、エンジニアが自分なりの意見を言うとどうなるでしょうか?
例えば、相手がF1で7度のチャンピオンになっているルイス・ハミルトンだったら?
なかなか堂々と意見を言えないかも知れません。
でもドライバーがエンジニアを信頼していれば、意見は言いやすい筈です。
走らせるプロはドライバーです。
セッティングのプロはエンジニアです。
右脳と左脳のコラボレーションです。
ですが、上に書きました様に、右脳と左脳は
互いが言っていることを「理解するための言葉に変換する」という
コミュニ-ケーションを取らなければ理解できません。
そこで、必要なのは
信頼関係
です。
ドライバーとエンジニアとして書きましたが、
営業と製造も同じです。
理解をするということは、信頼をするということです。
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