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【第361号のテーマ】 挑戦者の魂

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【第361号のテーマ】 挑戦者の魂

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本田宗一郎氏は会社設立当初から

「世界のレースに挑戦し、優勝したい」

と思われていました。

そこで経営のパートナーである藤沢武夫氏は昭和29年に

「バイクレースのオリンピックと言われるマン島TTレースに出場しよう!」

と宗一郎氏に持ちかけます。

当時、宗一郎氏は

「世界一の会社になる」

と公言していながら、会社経営がうまく行かず、

社員の士気が落ちていました。

そこで自分と社員に活を入れるためにマン島TTレース出場を宣言しました。

 

さっそく、経営陣はヨーロッパを視察に行きます。

そこで待ち構えていたのは

 

技術の大きな遅れ

 

であり、河島喜好氏は

「一生懸けても追いつかない」

とまで思いました。

 

そんな状況ではありますが、宣言した手前、

五年後の昭和34年に初出場します。

輸出をしていない会社が海外のレースに出ると言う事で

バイクを持ち出すのですから、ビザの取得からして大変でした。

また、運営費も纏まったお金が持ち出せないので、

個人持ち出しのお金を集めて、運営費に充てるという状況です。

そんな中、宗一郎氏からは

「日本代表だから恥ずかしい振る舞いをするな!」

と言われ、超安宿に泊まり、自分達で散髪し、

非常に質素な食事を貧相な服をまとい

テーブルマナーだけは一流というような状況で取っていたそうです。

日本から送ったコメや味噌は黴だらけ、

あげくマシンは錆だらけ。

メカニックの最初の仕事はライバルから笑われながらの錆落とし。

 

そんな状況でも宗一郎氏が重視したのは

「レースを通して技術を磨くのだから、

自分達のアイデアで作り上げた独自の技術で勝たなければ駄目だ!」

でした。

 

ライバルに大きく劣っていながら、ライバルを超える技術を磨く

この精神が「世界のホンダ」を産み出し、後のF1への挑戦にも繋がります。

凄い「技術屋魂」と言えます。

 

本メルマガを読まれている読者の方は、

自分の仕事にどんな魂を込めていますか?

常にライバルを超える独自の技術を身に付けようとされていますか?

 

一流のテーブルマナーと錆落としから始まったホンダのマン島TTレースは

三年目の36年には125CCも250CCもワン・ツー・スリーを独占するという

完全優勝を果たします。

凄い魂で繋がったチームですね。

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