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【第365号のテーマ】 基準作りのための基本教育 Part1

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【第365号のテーマ】 基準作りのための基本教育 Part1

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何をするにしても基本が大事なことは誰もが知っています。

商品、サービス、技術を提供する際には、

日によって、また人によって、その品質が変わることがあってはなりません。

皆様の提供される商品、サービス、技術が常に一定の基準で提供出来るように

どのような基本教育をされていますか?

プロスポーツにおいて、基本教育を徹底された方は多数いらっしゃいますが、

その中でも一押しの方が坂田信弘氏です。ご存知ですか?

1990年よりビッグコミックオリジナルに連載されている

「風の大地」の原作者でもあり、

「坂田ジュニアゴルフ塾」の塾長です。

坂田ジュニアゴルフ塾の卒業生には、

古閑美保氏、上田桃子氏などの多くのTOPプロがいます。

古閑美保氏は

「塾がなければ今の私はなかった。

ゴルフを通じて人格形成もでき、私の原点。

コーチ陣に感謝している」

と語っています。

この坂田信弘氏の考え方や坂田塾について、お伝えします。

今回は第一回目です。

坂田塾開塾の思いはホームページに次の様に書かれています。

「ゴルフを国民のスポーツにしたい、

それには日本から世界に通用する

トッププレーヤーを育てることが一番の早道である。

経済的な負担を少なくし、

子供をジュニア時代からの英才教育で

その夢を果たすことにより、

ゴルフは勿論のこと、

人間的にも世界に通用するゴルファーとして育成したい」

また

「親の収入に制限されるスポーツなんぞ、あってはならない」

という考えがベースにあるため、

塾の運営は全てボランティアで行われており、

練習場、ゴルフコース、企業などの協力で

全て無償で練習できる環境となっています。

また、「神戸野性塾」という後援会組織からの会費・寄付金によって

必要な資金援助も行われています。

塾には【坂田塾 8ヵ条】があり、これが塾生に刷り込まれます。

ゴルファーである前の「人」としての基本教育です。

1.隠し事をしない。

2.嘘をつかない。

3.約束事を守る。

4.挨拶は大きな声できちんとする。

5.お礼状を書く。

6.ラウンド前30分、ラウンド後1時間はアプローチ・パターの練習をする。

7.スコアを誤記しない。

8.ゴルフノート・漢字・英語の書き取りを毎日する。

ごくごく当たり前の事です。

でも塾生の多くは小学生、中学生です。

この基本を守れるほど成熟していません。学んでもいません。

それもあり、よく人としてのルール違反が行われます。

それを防ぐために、信弘氏が自衛隊出身ということもあり、

徹底したスパルタ教育が行われ、体罰は当たり前に行われます。

プロになりたいのに、8ヵ条が守れないなら「即退塾」という体罰よりも

怖い罰もあります。

夢を諦めるよりも8ヵ条を守ることを選択する。

そういう子ども達だからこそ、プロとなって活躍できるのです。

ホームページには

【坂田塾の教え】

として次の様なことが書かれています。

塾生の基本は集団行動です。

練習場でも、ゴルフコースでのラウンドでも常に塾生と行動します。

一人が自分勝手な行動をすると、連帯責任となり、

全員が注意をされ、練習停止となります。

常に塾生としての誇りを持って行動し、

挨拶、服装、言葉遣いなどマナーや態度に気をつけることが求められます。

また、塾では上級生が下級生の練習の面倒を見て、集団行動の規律を教えます。

たとえ1年であっても、年下の塾生は「○○先輩」と呼び、敬語で話します。

こうした中で、塾生はゴルフの技術だけでなく、

社会人として必要な素養を身に付けます。

坂田塾では、練習場のボール代もラウンドフィーも、

使用クラブもすべて無料、コーチもボランティアです。

坂田塾長は「それを当たり前と思うな。」と常に塾生に話しています。

塾生は恵まれた環境、関係者の方々の善意に感謝を忘れず

日々の練習に励むことが求められます。

練習だけでなく、元気な挨拶、練習場の掃除、ボール拾い、

試合でお世話になったゴルフ場への礼状、年賀状、暑中見舞いなどは、

感謝の心の表れです。

塾生は「文武両道」を目指します。

毎日ゴルフノートに、練習内容、課題、反省などを記録します。

また、小学生は漢字ノート、中学生は英単語ノートを毎日書いて、

先輩塾生がチェックをします。

コーチが学業成績も把握し、学業が不振の場合

ゴルフ練習を停止することもあるので、塾生は学業にも誠実に取り組みます。

上記の【坂田塾 8ヵ条】と【坂田塾の教え】はセットです。

箇条書きで書かれた「8ヵ条」を日々の具体的な行動に落とし込んだモノが

「教え」となります。

本メルマガの読者の会社には「ゴールドスタンダード」や「クレド」といった

【坂田塾 8ヵ条】の様なモノがあるでしょう。

でもこれらは「考え方」や「意識すること」であり、

「具体的な行動指針」にはなっていないモノが多いようです。

【坂田塾の教え】の様な、皆が同じ様に行動する

「基準作りのための基本教育」を施さないとなりません。

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