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【第393号】 頑固なアマチュアをプライドの高いプロに育てるポイント
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松下幸之助氏ネタです。
技術者と言う言葉が出てきますが、商品やサービスの開発者、デザイナーなど
0から1を産み出す、白紙から何らかの価値を産み出す様な仕事をしている人には
共通の学びでしょう。
また業務改善、環境整備などの改善業務に携わっている人にも必要です。
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技術者には柔軟な頭が必要
われわれはどんなことが入っても、それをつまらせたらいけない、
まだすきまをおいておく。
なんぼでも次々と、海綿のごとく吸収していくというような
頭にならなければ、頑固オヤジになってしまう。
頑固オヤジにならなくても、
“頑固な人だな、あれは技術者だから頑固者だな”と、こうなる。
これはいけない。
技術者ほど、ものを吸収しなければいけない。
技術者ほど、すべてのものを取り入れるということに
やぶさかでない者はないんだと、
こういうような一面も私はあっていいと思うんですね。
(昭和48年1月6日・松下電器在阪技術担当責任者対象講話会)
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冒頭に書いたようなことを仕事にしている人は
プロとしてのこだわりやプライドが高くなくてはなりません。
安易に妥協しているようでは駄目です。
何故、そう考えたのか? 何故、そうしたのか?
それに対して誰もが納得する理由を持つべきです。
こういう人は一見、頑固者の様に見えますが、
私が尊敬するプロ達は、
自分の生き様やプライドに対して頑固であっても
人の意見、助言に関しては柔軟な人が多いと思います。
プロだからこそ、柔軟になれると思います。
柔軟というのは、人の意見、助言を全て受け入れなさいということではなく、
一旦、受け止めるという意味です。
受け入れるかどうかは、その後、自分が選択すれば良いことです。
自分の意にそぐわなければ、一旦「心の倉庫」に入れておけば良いでしょう。
これは取り入れたいと思えば、取り入れれば良いだけです。
受け止めるからそれができます。
ところが、プライドが高いけれど、依怙地な人は受け止めることができません。
受け止めないので、受け入れることはありません。
結果、その人に何か助言をしてもお互いが無意味なことになり、
やがて誰からも助言されなくなります。
こういう人がプロを語っては駄目でしょう。アマチュアだと思います。
その時に助言されないことを自分の行いが悪かった、と振り返ることができれば
変わることができますが、アイツは最近オレを避けているといった
思考になりがちです。
凄く損をしています。
頑固であっても良いですが、人の意見に耳を傾ける柔軟性は
自分の身を助けます。
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