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【第408号】　主役はどこに行った？

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コロナ災禍は世界の国々で主役の有無を明確にした様に思います。

主役としての存在感を強く感じたのは

台湾の蔡英文総統

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相

ベトナムのグエン・スアン・フック首相

ニューヨーク州のアンドルー・クオモ知事

大阪府の吉村洋文知事

成果はともかく、ドイツのアンゲラ・メルケル首相

発生源としての非難はともかく、中国の習近平国家主席

賛否両論様々なアメリカのドナルド・トランプ大統領

後手を踏んで面目を失ったけれどイギリスのボリス・ジョンソン首相

コロナをうまく人気回復に利用した感もある文在寅（ムン・ジェイン）大統領

こちらもちょっとそのあたりを感じる小池百合子都知事

などなど。

結果はさておき、主役としてのリーダーシップと存在感を強く感じます。

日本の首相はどうでしょうか？

安倍晋三氏はコロナ前は間違い無く、

民主主義陣営で最も重要なリーダーの一人でしたし、

国内外にその政治的な力を示し、

東京五輪のアピールでも高い評価を得ていました。

ところが、コロナ災禍でその政治力は

「マスク1枚（正確には2枚）」

に発揮され、世界の失笑を買い、あっと言う間に存在を消してしまいました。

その後を継いだ菅 義偉氏はどうでしょうか？

コロナに限らず氏のリーダーシップや存在感を強く感じますでしょうか？

就任時に安倍氏の路線を踏襲とうのことでしたが、

コロナ対策についても何もせず、という感じです。

実際には何もしていない訳はありません。

一所懸命に対策をされていると思います。

ですが、それが全く伝わってきません。

尾身茂氏に丸投げの様な印象です。

日本のコロナ対策は脇役ばかりで主役不在の様に思います。

主役はリーダーシップと存在感の他に「責任」も併せ持たないとなりません。

その責任から回避するために本来主役であるべき人が脇役となり

結果、時間だけ過ぎて、結論が出ず、状況も変わらず、

誰かがその責を負うことになります。

今回は混迷としている政治の不始末を飲食業が負わされている感じです。

水戸黄門や遠山の金さんの様な主役が出てきて、

スッキリとさせて欲しいものです。

さて、前振りが長くなりましたが、ここからが本筋です。

御社において、また自部署において、その主役は誰ですか？

社長であり、部門長です。

コロナ災禍で、社員が未来に不安になっていると思います。

黄門さんでも金さんでも暴れん坊将軍でも良いので、

それをスッキリさせるリーダーシップと存在感を発揮して下さい。

間違っても脇役になってはなりません。

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