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【第492号】 ものの見方

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【第492号】 ものの見方

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皆さんは岡潔(おか きよし)氏をご存知でしょうか?

1901年<明治34年〉生まれの数学者です。

京大時代の教え子にはノーベル賞受賞の湯川秀樹氏、朝永振一郎氏などがいらっしゃいます。

それ以外にも多数の学者に影響を与えています。

あまりの天才ぶりに氏の論文を読んだヨーロッパの数学界では、

たった一人の数学者によるものとは当初信じられず、

「岡潔」は数学者集団によるペンネームであろうと思われていたこともあります。

凄いですね~。

数学者として素晴らしいのはもちろんのことですが、

エッセイストとしても有名です。

司馬遼太郎、井上靖、石原慎太郎と対談されるレベルですから、

数学者と言うよりも作家と言えるでしょう。

今後、本メルマガでも氏の秀作をお伝えしたいと思います。

本日は「ものの見方」についてです。

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たとえば、すみれの花を見るとき、

あれはすみれの花だと見るのは理性的、知的な見方です。

むらさき色だと見るのは、理性の世界での感覚的な見方です。

そして、それはじっさいにあると見るのは実在感として見る見方です。

これらに対して、すみれの花はいいなあと見るのが情緒です。

これが情緒と見る見方です。

情緒と見たばあいすみれの花はいいなあと思います。

芭蕉もほめています。漱石もほめています。

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氏はよほどすみれの花を「いいなあ」と思っているのでしょうね。

氏の言われるように何かを見る時のどの「目」で見るかによって、

捉え方、感じ方が違うでしょう。

好きな人、嫌いな人がいます。

具体的にどこが好き、どこが嫌いと言えるのは理性的でしょう。

頼りになるなから好き、ならないから嫌いは実在感かもしれません。

この人と一緒にいるとホッとする、イライラするは情緒でしょう。

自分の部下や上司と接する時に情緒によって、

実際よりも良くも悪くも見えることを知っておきましょう。

仕事の場において重要なのは、「戦力」すなわち「役割を果たす機能」です。

それが弱いのに「あの人いいなあ」は違うと思います。

ただ、戦力的にはイマイチであって、努力姿勢やいつも笑顔で元気だから

彼(彼女)の存在は欠かせないよね!は大事です。

「理性的かつ情緒的」な見方と言えるでしょう。

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