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【第526号】 真剣であれば物が語りかけてくる
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松下の幸之助氏ネタです。
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真剣であれば物が語りかけてくる
ぼくはこれまで、電気器具を主とする商品をつくり販売するという仕事を
長年続けてきましたが、その過程では、それぞれの商品が
ぼくに何ごとかを語りかけ、訴えかけていると感じたことが
少なからずあったのです。
たとえば、試作品ができるとぼくは、
できる限り自分でも実際に手にとり使ってみることにしていました。
電気コタツでもラジオでもテレビでも、しばらくのあいだ、
じっと眺めたり、手でなでまわしたりしながら、
それぞれの機能を試してみる。
そうすると、もの言わぬはずのコタツやテレビがぼくに語りかけてくる。
「この角をもう少し削って丸みをつけてくれないか」とか、
「スイッチをもう少し太くしてほしい」とかいう声が、
実際に聞こえてくるような気になるのです。
もの言わぬはずの商品が何ごとかを語りかけてくるというのは、
いったいどういうことなのか。
ぼく自身もよくわからないのですが、結局、
そのような声が聞こえるかどうかは、
自分の側にどれだけの真剣さがあるかによるのではないかと思います。
(「PHP」昭和59年4月号)
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ホームセンター時代に問屋さんの倉庫でデッドストック化している商品の
「もう一回店頭に並べてよ」
という声はよく聞きました。
不思議と売れるんです。
ですから、問屋さんからは「救済に来てくれへん?」と
よく電話が掛かってきました。
通常価格より安く仕入れて安く売る。
商品も問屋さんも販売者も消費者もみんな喜びます。
広告業時代は夢で間違いを発見し、翌朝会社に行くと間違えていた、
ということはよくありました。
また、離れて座っている部下を見ていたら何か気になって、
「大丈夫か?」と聞くと
「何度も見ているので大丈夫です」との返答。
「そうか」と思いながら覗いてみると見落としている、
こんな事もありました。
自社開発のシステムはプロトタイプができて、テストをしていると
そこからどんどん設計変更になるなんてのは日常茶飯事です。
システムが「あ~して、こ~して」と言うわけではありませんが、
A社さんで使って貰うイメージでテストをした時に出る改善点と
B社さんに使って貰うイメージでテストをした時に出る改善点が
全く違う事があります。
これは顧客が使用する前に語りかけてくるという感じですね。
今回の幸之助氏のお話は頷くこと多かったです。
皆さんはどうでしたか?
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