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【第593号】 下請けとしての誇り

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【第593号】 下請けとしての誇り

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世の中にあるすべてのメーカーや発注者は、

多数の下請けといいわれる仕入れ先さんの存在が不可欠です。

ホンダが二輪から四輪へ進出した頃は、下請けさんの確保が急務でした。

当時のトヨタはホンダの四輪への進出を

下請け(四輪部品メーカー)が弱いから怖くない

と言っていました。

日本が急激に車社会へ変わろうとしている時代ですから、

トヨタに限らず、他のメーカーも下請けさんの確保で大変です。

とてもホンダの下請けをする部品メーカーはいません。

そのような時代ですので、

ホンダの下請けとして加わってくれるだけでもありがたい話で、

ホンダの部品調達部門は次の様な三原則を掲げています。

(1)自由に競争させる

(2)対等な取引をする

(3)相手の経営理念・経営方針を尊重する

実は1960年頃よりホンダは下請けと呼ばずに「お取引様」と呼び

「お客様」と同列に位置づけています。

社員同士の会話でも呼び捨てにせず、敬意をもって「お取引様」と

いう言葉を使っていました。

口さきだけのパートナーではなく、

本気の協力関係を求めるからこそのことでしょう。

やがてF1へ進出するホンダは世界でも並ぶものがない高い技術を持った

下請けさんの協力で頂点を目指し、下請けさんと共に夢を実現させます。

その時に

下請けが弱いから怖くない

と言ったトヨタ幹部の方はどんな思いをされたのでしょうね?

強いメーカーを支えるのは名も無い下請けなんです。

下請けとして誇りを持てる仕事をすれば、

メーカーと一緒に夢を実現させることができます。

メーカーにとって無くてはならない存在の下請けさんになりましょう!

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