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【第595号】 心を表現するために言葉を使う
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暑いとき、寒いとき、痛いとき、悲しいとき
このようなことを体感したときに、人は心からその感情を口にします。
では、「ありがとう」を言うとき、
「おはようございます」を言うときはどうでしょうか?
会社を訪問し、コーヒーを出されたときに、
普通に「ありがとうございます」と口にします。
この感謝の言葉には冒頭の体感して出た言葉ほど、心がこもっておらずに
儀礼的な挨拶になっていることが多いです。
営業時代に夏、徒歩で新規訪問をした際のことです。
応接室で待っているときに
冷たいお茶と冷えたおしぼりを何度か出していただきました。
この時は心から御礼を伝えた記憶があります。
なんと自分勝手な使い分けをしているのでしょう(笑)
私は「ありがとう」を言うときは
「ありがとうございます。」と言うようにしています。
最後の「。」を意識しています。
意識するということは、心掛けるといういことですから、
心からの言葉となっていると自分では思っています。
両手を合わせる方もいらっしゃいますね。
深々と頭を下げる方もいらっしゃいます。
いずれも心を身体と言葉で表現されていると思います。
さて「おはようございます」はどうでしょうか?
心から言えているでしょうか?
ぼそっと「おはようございます」
元気よく「おはようっ!」
明るく「おはようございまぁ~~~す!」
など様々な朝の挨拶が飛び交っていると思います。
こちらも「ありがとうございます」と同じで「。」を意識すると良いと思います。
おはようございます、は歌舞伎由来の言葉のようで
歌舞伎役者が公演が始まるだいぶ前に到着して、準備をしていることへ
裏方などの関係者が「おはようございます」とねぎらいの意味で使われたそうです。
現在では、旅館などで「おはやいお着きでございますね」と使われていますよね。
このようにねぎらいの意味の言葉ですので、心もそのように整えるべきでしょう。
ぼそっと聞こえないような声や不機嫌そうな声は論外です。
基本は笑顔で、お辞儀が良いと思います。
戦前の映画やニュースで、こどもたちが先生に「おはようございます」と
笑顔と大きな声で深々と頭を下げている姿を見たことがあります。
これが本来の朝の挨拶でしょう。
こういうことを教えてくれる人が少なくなりました。
それどころか、感謝や挨拶を人に言われたり、
ルールにしないとできないような人も増えてきました。
この人大丈夫かな?
とついつい心配してしまいます。
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