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【第613号】 やり方よりも本質に目を向ける
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顧問先の会議に参加していると
「どんどんずれていく」と感じることがあります。
例えば、売上目標は市場や顧客に商品やサービスを
これだけ提供しようと目論んだ量です。
すなわち、
商品やサービスが市場や顧客に支持される「存在価値」の量を数字としたもの
です。
実績は「支持された結果」の量ですが、
ここで重要なのは「支持されなかった量」です。
この起こった事実を見つめなくてはなりません。
その時に、多くの企業で計画通りにやったかどうかを反省・検討しています。
話がそれますが、やるべきことをやらずに失敗したのは、
それに携わった人の資質の問題で
そもそもその仕事をするのに適していなかった「人選の誤り」です。
計画通りにやったのに失敗したのは計画が間違っていたからです。
プロセスを間違っているのに良い結果になるのは偶然です。
多くが設計プロセス通りに正しく結果が出ます。
その結果が目論見と違うのはプロセスが間違っているからです。
今回お伝えしたいのは、プロセス設計をもっと大切にすべき、ということです。
プロセスは、商品やサービスが市場や顧客に支持される
「存在価値」を伝えるために正しく設計されているか?
です。
プロセスそのものが「存在価値」を正しく伝える計画となっていることを
重視してください。
そして、実行後にプロセス設計の正否を検証すべきです。
計画段階の検証討議にあまり力を入れていない企業が多いです。
やってみないとわからない、というのが一番の理由でしょうが
間違った計画をいくら一所懸命やっても間違った結果にしかなりません。
計画の検証に十分時間をかけるべきです。
その際に、検証の視点を見失うことが多いので注意して下さい。
やり方を考えるとどんどん本質である「存在価値」から外れることがあります。
「存在価値を伝える量」よりも数字ばかり注視して、
数字として結果を出すことに重きをおく計画になっていることが多いです。
計画を立て終わった段階で「存在価値」を伝えるやり方になっているか?
この確認が重要です。
そして、その計画を実行し、実行後に改めて検証します。
「存在価値」は、市場や顧客の声により証明されます。
どんな人から、どんな場面で、どんな声を聞けたのか?
これが売上実績という数字で表れます。
それが目論見どおり(目標達成)であれば、
存在価値が認められたことになります。
それが目論見どおりで無い場合(未達)、
存在価値が認められなかったということです。
価値が認められなかったのか?
価値を伝えるやり方が間違っていたのか?
これは極めて重要です。
結果を見て、正しいと思われた計画段階でのやり方の検証をしなくてはなりません。
これがPDCAを回すということです。
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