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【第618号】 売上を上げる3つの要素
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【第616号 売上を数字で分解してみる 】の続きです。
第616号では次の様な式を示しました。
売上=客数×客単価
客数=顧客数×頻度(購入や発注頻度)
客単価=平均買い上げ点数×平均買い上げ単価
これから、売上の式は以下の様になります。
売上=顧客数×頻度×平均買い上げ点数×平均買い上げ単価
本号では、上の式を違う面から見ていきます。
皆さんは「RFM分析」をご存知でしょうか?
知らなくても、皆さんの購買行動は必ずこの考え方に従って行われています。
RFM分析とは次の3つの指標から購買行動を分析します。
「R」はRecency:リーセンシー:時間軸(最も最近買ったのはいつ?)
「F」はFrequency:フリクエンシー:頻度軸(頻度はどのくらい?)
「M」はMonetary:マネタリー:金額軸(購入金額の大小)
では、どのように考えるかをスーパーマーケットをイメージしてご覧下さい。
■「R」時間軸(最も最近買ったのはいつ?)について
先月購入されたお客様よりも今週購入されたお客様の方が
来週も購入される可能性が高い。
■「F」頻度軸(頻度はどのくらい?)
2週間に1度購入されるお客様よりも、週に3回購入されるお客様の方が
来週も購入されるだろう。おそらく3回は購入されるだろう。
利用頻度は多い方が再購入の可能性が高い。
■「M」金額軸(購入金額の大小)
1回の来店で1,000円平均支払われるお客様よりも
3,000円平均支払われるお客様の方が
再購入される可能性が高い。
ただし、たくさん買う日もあれば少ない日もあるので
1度の購入金額を見るのでは無く、平均が高いことが重要です。
これらから以下の購買行動や心理パターンが見えてきます。
・R(時間軸)が今日の日にちに近いほど、再購入する傾向が高い
・F(頻度軸)が多くてもRが過去になればなるほど、再購入の傾向が低い
・M(金額軸)が高くてもRが過去になればなるほど、再購入の傾向が低い
・Rが同じならFが多いほど再購入の傾向が高い
・Rが過去になればなるほどFが多くても、再購入の傾向が低い
・Mが高くてもFが少ないほど再購入の傾向は低い
・当日のMの大小によって再購入する傾向は判断できないが、
累計もしくは平均のMが大きいと再購入の傾向は高い
如何でしょうか?
美容室で置き換えても同じでしょう。
しかし、これが車の購入、海外旅行、大規模なリフォーム
となるとあてはまりません。
「R」先週車を買った人が今週も買うことはまずありません。
「F」しかし、お気に入りのディーラーで何度も買い換えることはあります。
「M」また、モデルチェンジの買い換えの際に
前回よりも良いグレードを買うことはあります。逆もありますが・・・。
スーパーマーケットに比べて、RもFも「長い目」で見なければなりません。
では、こういう場合どうやって「R」を直近としますか?
実はイベントへのご招待など、車の購入以外の機会を作ることです。
車は買わなくてもイベントへ来て戴ければ、「R」と「F」が発生します。
そこで、何かアクセサリーでもお買い求めになれば「M」も発生します。
業種、業界によって「RFM」の活用の仕方は違いますが、
根本的な購買に繋がる行動は同じと言えます。
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