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【第621号】 真実かどうか不明なことも数字で考える PART2

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【第621号】 真実かどうか不明なことも数字で考える PART2

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【第621号】の続編として「UFO目撃談は真実なのか?」を分析します。

■UFO目撃談は真実なのか?

天の川銀河に50の知的生命体が存在する可能性があるとして、

それをどうやって確認することができるのか?

それを考えてみます。

太陽系から一番近い恒星はアルファケンタウリです。

この恒星の惑星「プロキシマ・ケンタウリb」が

地球からの距離が一番近く約4.2光年です。

時速ではなく、秒速約30万kmの光ですら、4年以上かかる距離にあります。

スペースシャトルは秒速約8km、時速3万km弱です。

人類が作った最速の人工物である太陽観測無人探査船の

パーカー・ソーラー・プローブが秒速約200km、時速約70万kmです。

太陽との相対速度であり、太陽の重力を使っての速度で

エンジン出力によるものではありませんが、ここでは

それは無視して、この宇宙船の速度でプロキシマ・ケンタウリbまで

行ったと仮定して「約6,600年!」かかります。

これは直線距離です。

因みに地球から水星に最接近したマリーナ10号は

約「1年4ヶ月」で水星に到達しています。

水星の周回軌道に投入されたメッセンジャーは約「6年7ヶ月」掛かっています。

目的地や周辺惑星の重力があるために周回軌道に投入するのは大変難しいのです。

話を元に戻します。

プロキシマ・ケンタウリbまで一直線に進んで約6,600年かかります。

縄文時代が約6,000年前ですから、それ以上の年月を必要とします。

有人であれば、100世代を必要とします。

一人が1日1リットルの水を必要としたら、

1L×365日×6,600年=2,400,000L必要です。

130立法メートルの巨大な貯水タンクが必要です。二人だと2倍です。

これに食料も必要です。

宇宙船の燃料は化学燃料ではなく、核分裂の原子力推進とはいえ、

想像できない巨大な宇宙船となります。

そうやってやってきた地球外生命体が巨大な母船から

小さな空飛ぶ円盤に乗り換えて、

テキサスの田舎の農家の親父とコミュニケーションを取ったり、

飛行機の横でジグザクに飛ぶパフォーマンスを見せたり、

そんなことをするのでしょうか?

仮にしたとして、6,600年掛けた目的は他にあるはずです。

それは何なのでしょう?

UFOの目撃情報ばかりでUFOの目的情報を耳にしたことはありません。

そもそも巨大な宇宙船が近づいて来たら、すぐに発見されます。

6,600年かけずに、スタートレックのように高速ワープをしているのだ!

という意見もあるでしょうが、パーカー・ソーラー・プローブの

10倍の時速700万kmでも660年です。

7,000万kmで66年です。

この速度に加速させるには、どれだけの推力が必要でしょうか?

これを使った星間旅行はあり得るのでしょうか?

ワームホールというブラックホールを使って移動するという

意見もあるかもしれませんが、太陽が半径3kmまで圧縮された時に

ブラックホールになるという程の重力の力です。

宇宙船も人体も原子・分子レベルの大きさに圧縮されるはずです。

これもあり得ないでしょうね。

山手線を1周する程の加速器を使って、

陽子をほぼ光速近くまで加速することができました。

この技術を使ってほぼ光速で移動できる無人探査船を作ったとします。

これで、プロキシマ・ケンタウリbまで行ったとします。

この無人探査船を地球から動かそうと思っても4光年後にしか動いてくれません。

とてもじゃないですが、飛行機の横をジグザクに飛ぶような

芸当はできないでしょう。

これらのちょっとあり得ない様なことを宇宙人が仮にできたとしても

農民と話したり、ジグザグに飛ぶ以外に目的があったはずです。

ピラミッドを作った、アスカの地上絵を描いた・・・

わざわざそれをしに何光年もの旅をしたのでしょうか?

彼らの目的やメリットは何なのでしょう?

それが見えれば目撃談も信憑性が出てくるかも知れません。

このように数字で評価した結果、現段階ではUFO目撃談は信じません。

ただし、50の惑星のどこかでUFOは飛んでいると思います。

確認のしようがありませんが、

UFO(unidentified flying object)は

未確認飛行物体という意味ですから。

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