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【第668号】 人生繁栄の法則~渋沢栄一~名語録その1
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今週は大正8年に出版された
渋沢栄一翁の訓言集から抜粋された30の言葉を5回に分けてご紹介します。
致知出版社さんの致知 2022年3月号は「渋沢栄一に学ぶ人間学」の
P64に「人生繁栄の法則」として掲載されていましたものを
原文に私のコメントを添えてお送りします。
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【一歩一歩】
およそ世の中の事は、一歩進んでは立ち戻り、而してまた進むというように、
波動状をなして進んで止まぬものである。
【急ぐべからず】
事務激しければ激しきほど、心を落着けて、決して急ぐべからず。
これ渾身の力をその事に傾注する道である。
【平常の誠意が力となる】
平常誠意をもって事に当たっておれば、いざというばあいに、
それが非常なる力となって、自分の助けとなるものである。
【開運の道】
窮すればすなわち通ずという格言がある。
人はいかに窮迫に会っても、至誠と勉強に欠けるところがなければ、
必ず開運の道があるものである。
【立志とは】
立志とは一生を有意味に終わるようあらかじめ志を決定することである。
【働く者の矜持】
実業に従事する人は、その事業の成敗を第二に置き、
まず人の人たる本分をつくすを目的とし、而してその一身が、
人として恥じぬということを、心掛けなくてはならない。
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【一歩一歩】
一歩一歩着実に歩む、という言葉は知っていても
なかなかそのようにできません。
計画を立てても出だしでつまづくこともあれば、
中盤で足踏みをして前に進まないこともあります。
更にいよいよあと少しというところで、どうにも行き詰まることもあります。
序盤であれば、計画を見直すことができます。
中盤であれば、中盤以降の見通しが甘かったこととなり、
最初から見直すことも多く、かなりうんざりします。
終盤であれば、本当に嫌になります。
しかし、これは限界を教えて貰っていると思えば良いでしょう。
一旦、冷静になる。すこし間を取ってみる
実力を付け直して、再挑戦する、など
あきらめずに次の一歩を少し先送りすることで何とかなることがあります。
翁が言われるように本当に「波動」を感じます。
【急ぐべからず】
焦ってうまく行くことはありません。
焦ったときこそ、自分を俯瞰して見る余裕を持つべきです。
その一瞬の間が、冷静な自分に引き戻してくれます。
【平常の誠意が力となる】
誠意とは正直にまじめに向き合うことを言います。
困った時や失敗した時に、誠意ある対応を要求されて、それを示す例を見かけます。
これは平常時に、正しく向き合っていなかった結果です。
翁の言われる様に、常日頃から誠意を持って向き合うことを忘れてはなりません。
【開運の道】
人は良運、悪運と共に人生を歩んでいます。
困ったときには、かならず良運が自分を助けてくれます。
驕ったときには、かならず悪運が自分を戒めてくれます。
普段から、誠意ある行動をしていれば、驕ることがありません。
そうするといつも良運に恵まれると思います。
【立志とは】
人は一人として同じ人がいません。
それぞれの個性があります。
私はこれを天が授けた天性と思います。
その天性を発揮する場が志でしょう。
不惑である四十歳を迎えても立志なき人は勿体ないと思います。
【働く者の矜持】
翁はその著書「論語と算盤」にあるように、
事業を論語の教えに従って、営まれました。
その数なんと500以上です。
その全てを事業の成敗よりも人の人たる本分をつくすことに重きを置かれました。
圧倒されます。
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