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【第670号】 人生繁栄の法則~渋沢栄一~名語録その3
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今週は大正8年に出版された
渋沢栄一翁の訓言集から抜粋された30の言葉を5回に分けてご紹介します。
致知出版社さんの致知 2022年3月号は「渋沢栄一に学ぶ人間学」の
P64に「人生繁栄の法則」として掲載されていましたものを
原文に私のコメントを添えてお送りします。
今回はその3です。
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【勤勉精励】
何事に当たるにも全力を傾注せよ。
勤勉精励は、成功の要素である。
【苦境の時こそ積極的に】
事業が悲境に陥ったばあいには、退嬰(たいえい)に処するより、
むしろ積極的方針をとる方が、復活の端を啓(ひら)くことが多いのである。
【運命を待つ】
人は誠実に努力してもって運命を待つがよい。
もし失敗したら自己の智力の及ばぬためと諦め、
さらに力をつくさねばならない。
かくのごとくしてあくまで勉強するならば、
必ず好運命に際会する時が来る。
【人望】
何業を営むにも、人望ほど大切なるものはない。
【人に接し事を処する】
人に接し事を処するには、後に至りみずから省みて、
心中一点のやましきところなく、
精神上に愉快を感ずるほどでなければならない。
【人は孤独ではない】
人は孤独のものでない。
いかに山中に隠退していても、この世の糧を食いつつある間は、
その生活は、他人の共同生活に影響を及ぼすものである。
ここにおいて人は生まれ落ちてから死ぬまで、
社会の一員として、重き責任を負わなければならない。
その責任とは他事にあらず「働」の一事である。
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【勤勉精励】
勤勉に励んでいる人は派手さが余り出てこないので、
なかなか気付きにくいものです。
しかしながら、どの職場にも必ずこういう方がいらっしゃいます。
私はそういう方にスポットライトを当てる
「表彰機会」を増やして欲しいと考えます。
【苦境の時こそ積極的に】
退嬰(たいえい)とは、新しい事をする意気込みがないことです。
啓(ひら)くとは、あけ開くという意味です。
窮地のときは、投資や採用を控えることを考えがちです。
翁は、そんなときこそ積極的になりなさい、と言われています。
夷狄(外国勢力)を打ち払え~!倒幕だ~!と言っていた幕末に
倒幕側も幕府側も共に外国へ行って、勉強をしているところは
この精神に通じると思います。
守るときこそ攻める、こういう考え方は好きです。
【運命を待つ】
人事を尽くして天命を待つ、ということですね。
運は自分ではコントロールできませんが、勤勉精励していると
誰かが気づいてくれ、助けてくれる良運に巡り会えます。
「運試し」という言葉がありますが、私はこの言葉は嫌いです。
運は試すものではなく、
過去の積み上げに対する結果ですから待つものです。
【人望】
これについては、コメント不要ですよね。
人望は買うこともできないし、
一朝一夕になんとなるものでもありません。
徳を積めば、やがて周囲が感じてくれるものです。
【人に接し事を処する】
策を弄するなど、小手先の姑息なことをしているとダメです。
誠心誠意、やましきことのない心で人と向き合いなさい。
自分自身がやましいなど不愉快な感情を持ってはダメです、ということです。
サラリーマン時代は、営業上の商談で、相手の喜びやメリットよりも
受注して、自分の売上となることを考えたことが多かったです。
そうやって受注しても続かなかったですね。
【人は孤独ではない】
人という字は互いが支え合っている様子をあらわしています。
互いが依存する意味ではありません。
補うという意味です。
補うという良い影響をたくさん提供できる人生を歩みたいものです。
人のために動く
正に働くですね
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