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【第671号】 人生繁栄の法則~渋沢栄一~名語録その4
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今週は大正8年に出版された
渋沢栄一翁の訓言集から抜粋された30の言葉を5回に分けてご紹介します。
致知出版社さんの致知 2022年3月号は「渋沢栄一に学ぶ人間学」の
P64に「人生繁栄の法則」として掲載されていましたものを
原文に私のコメントを添えてお送りします。
今回はその4です。
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【志すとは行うこと】
志すことは必ず行わねばならない。
行わざる志は、空砲である。無駄花である。
【流汗主義】
流汗主義とは何ぞや。
その定義は人の成功は実行に在りというに帰着する。
【満身の気力】
およそ事に当たり物に接するには、
すべて満身の気力をもってすることを心掛けねばならない。
世間の事物について、往々禍害を生ずることあるは、
すなわち満身の気力の注がれぬところから起こるのである。
【外に働き掛ける】
各種の人が、各方面に力をつくすということが、甚だ必要である。
ことに今の世の中においては、内に働くのはむろん必要であるが、
外に向かって働き掛けるということに、大いに心を用いねばならない。
勢い、内に余りあれば、みずから外に溢れざるを得ない。
【勤労こそ面白き人生の基】
働くがゆえに身体強壮なり。
強壮なるがゆえに世の中は面白し。
【活発】
繁忙なる業務に従事する人は、別して、活発に立ち働かねばならない。
活発とは、自己の任務を愉快に敏活に処断することである。
ただしその言語態度は常に丁寧親切なるを要する。
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【志すとは行うこと】
目標を掲げて実行しないことも同じです。
約束したことを違えることも同じでしょう。
言うは易く、行うは難し、です。
会議でも人の意見に反対しても代替え案を持っていない人がいます。
こうすれば良いという概念的な考え方は持っていても
具体策を持たない人も多いです。
【流汗主義】
上と同じ様なことですね。
額に汗しなさい、と言われています。
やってみてから、あ~だ、こ~だを言うべきですが、
やる前に、反対の立場であ~だ、こ~だ言う人が多いです。
【満身の気力】
全身全霊ということです。
全身全霊で向き合っている人は、他人から見てもわかります。
近寄りがたい、声を掛けにくいオーラが出ています。
普段は柔和な顔をしてもことに向かうときには面差しが厳しくなる。
こんな人は格好良いと思います。
【外に働き掛ける】
内需ではなく、海外との貿易のことを言われているのでしょうか?
この文章からは翁が何を言われたいのかが、ちょっと解りませんでした。
新製品やサービスの開発において、社内でいくら喧喧諤諤(けんけんがくがく)
と意見を交わしても、外(市場)が否定(売れない)すれば売上にはなりません。
市場の声、お客様の声をしっかりと聞きなさい、そこにヒントがありますよ、
ということなのかも知れません。
【勤労こそ面白き人生の基】
障がい者の雇用に尽力された、日本理科化学工業の故大山泰弘会長は
人間の究極の幸せは、
人に愛されること
人にほめられること
人の役に立つこと
人から必要とされること
の4つと言われ、働くことによって愛以外の3つの幸せは得られる
しかしながら、私は働くことでその愛までも得られると思う、
と言われています。
正に、勤労こそ面白き人生の基 だと思います。
【活発】
活発とは、元気よく、精力的に動き回ることと思っていましたが、
「自己の任務を愉快に敏活に処断することである」と言われています。
すなわり、愉快にやり上げること、なんです。
また、その言語態度は礼儀正しく、横柄や横暴ではダメだと言われています。
今日から、翁の言われる「活発」を心掛けます。
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