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【第673号】 メガバス代表 伊藤由樹氏のお母様の突き刺さった話
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バス釣りをする人で「メガバス」を知らない人は一人もいません、
と言い切れるほどの圧倒的な存在感のある会社を起業し、ここまで成長させた
代表の伊藤由樹氏。
氏が成功への第一歩を踏み出したその瞬間のことは
【第500号 情念が壁を突き破る】
に書いています。よろしければご覧下さい。
その壮絶な生き様はどうやって身につけたのか?
と常々疑問に思っていたのですが、その答えが
氏の著書「鬼手仏心」のP120にありましたので、
抜粋して引用いたします。
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「今日は運が悪かった」。
天候が予期せぬ方向で荒れたり、不慮の自然災害に巻き込まれて
魚が釣れないとき(※)、自分を嵐を呼ぶ運の悪い男にしてみたり、
ここぞという見立てた釣り場のピンスポットが
先行者によって徹底的に攻め抜かれていたりすると、
「今日はツイていない」とか言っていました。
あるとき、何かの拍子にこうした日頃の仕事のことを母に話していたとき、
私の考え方を変える予期せぬ答えが返ってきたことがあります。
母の話はこうです。
「人生に運なんかない。(いいこと)―(悪いこと)=0が普通よ。
(いいこと)―(悪いこと)=+(プラス)だったら、
周囲に深く感謝してアタマを下げなきゃね」というものです。
つまり、ラッキーなことが50あったら、悪いことも50起きるのが
人生というもので、ラッキーなことがふたつしかなくても、
不幸なことがひとつだったら、2-1=+1なので、
これは周囲の環境や人に恵まれているとありがたく感謝して頭を下げなさい、
というものです。さらに、母は言いました。
「努力したらそれがすべて実る、と思うのはアンタの思い上がり。
努力したら1割実るかもしれない。
あとは、時期がきたら実るか、努力の仕方が間違っていて実らないのが普通。
かといって努力しなかったらまったく何も起こらない」と。
頑張っているからといって結果が即出るわけではなく、
頑張っているというのは単なる自己満足。
懸命に頑張って希望の10%が叶うかどうか。
あとは自分の思い描いていた時間よりもはるかに長い時間を要して
理想の結果が見いだせるかどうか。
あるいは頑張るツボが違っていてまったく結果が出ないのが普通。
かといって頑張らなかったら何も起きない、
いつの日か天から幸運が舞い降りてくるわけではない、というものです。
※氏の仕事は釣り道具の開発ですから、フィールドテストで
魚を釣ることで検証されます。
魚が釣れないということは、検証できないのですから、
試作品の善し悪しを判断できません。
本の中や氏の発言には「仕事は魚を釣ること」と何度も出てきます。
釣具を作る事が仕事と言わずに、魚を釣ることが仕事、と言われるところに
私は強く惹かれます。
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この母にして、この子あり
ですね。
本に引用された話はたまたまの流れの一例と思います。
おそらく氏は小さい頃から、お母様のこのような考え方を聞いて
育った筈です。
親の言葉の重みを感じました。
このような考えを子に伝えられる親にならないとなりません。
しかし、「あの」伊藤由樹氏に説教できるお母様はただ者ではない、
と氏を知っている人の多くが思うでしょうね~。
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