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【第679号】　琵琶湖のような人生

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毎日、琵琶湖で釣りをして過ごす人生・・・・という意味ではありません。

永く生きているといろんな人を見てきました。

ある日を境に急に、経営者の周りに人やお金が集まったと思うと

ある日突然、人がいなくなり、お金がなくなっていく・・・

盛大にホテルで経営計画発表会を開催していたのに、

それすら開催されない・・・

良いことがたくさんあっても、

悪いこともたくさんある・・・

まるで大きな満ち潮と引き潮の海に

一人立っているような人生を送る経営者がいます。

私には無理です。

琵琶湖は冬の間、山に降り積もった雪が春に溶けて、湖に流れ込み、

それが1年をかけて少しずつ減っていきます。

そして冬が来、春になるとまた元の水量に戻っている。

毎年、親しくなる経営者や友人は増えますが、

少しずつ疎遠となる方がいます。

ですので、積極的に売り込むことはしませんが、

名刺交換とその後の関係維持は大切にします。

自分の知識や経験も同様です。

人の役に立つものは少しずつ減るので

それを一定基準以上になるように保つ努力をします。

まるで琵琶湖のような人生です。

海のような大きな潮の流れはありません。

ですが、自分でコントロールできる範囲の動きです。

いいときにパッと周囲が賑やかになることもありませんが、

いつも静かで時折、キラキラと水面が輝いたり、

白波が少し立つくらいです。

私には合っています。

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