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【第689号】 クレドに書いてある!は正しくない
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クレドとは、従業員が心がける信条や行動指針のことです。
社長であってもそれを守るものです。
私はザ・リッツ・カールトンホテルが
高い顧客満足を提供し続けることができる要因の一つとして
このクレドに書いてあることを業務はもちろんのことプライベートにおいても
守っていることをお聞きし、顧問先や研修でクレドの大切さを訴えてきました。
最近では更にクレドの副読本とも言うべき、
こういう場合はこうしなさい、という事例集もあると良いと思っています。
こんな私ですが、先日、親が子をたしなめる姿を見て、少し「?」が出てきました。
子どもをたしなめるときに
お父さんに叱られる
先生に叱られる
校則に違反している
人が見ている
このような叱り方をすることが多いと思います。
人としての価値基準の判断ではなく、何かに照らし合わせての善悪判断です。
私は顧問先において不具合行動があれば、
「クレドの何番に合っていないでしょ」
と指導をしてください、と常日頃言っています。
これは
クレドに書いてあるから守りなさい
ということです。
こういう言い方は、親が子をたしなめる姿と同じだな、と思ったわけです。
交通法規を守るのは捕まるからではありません。
他の方と一緒に安全を守るための知識共有として交通法規を覚えます。
その知識を使うかどうかは本人任せとなっていますが、
多くの人が大人なので法規を守っています。
ところがして良いことと悪いことが区別できない子どもには
善悪判断を知識に依存させます。
クレドに書いてあるでしょ!は子ども扱いしていることになります。
交通法規を覚えることで知識がつきます。
クレドを覚えるのも同様です。
重要なのは、何故交通法規があるのか? です。
クレドも同様です。
何故、クレドが必要なのか?
クレドの一つひとつの項目が何故、生まれたのか?
守らないとどうなるのか?
メルマガタイトルの「クレドに書いてある!は正しくない」は
クレドに書いてある!は知識としての不足を言っているだけで
知識よりも善し悪しの判断と決断が重要であると言いたかったのです。
クレドに書いてある意味を考えて下さい
このように問いかけることで行動を振り返ることができます。
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