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【第719号】 規矩不可行尽(きくおこないつくすべからず)

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【第719号】 規矩不可行尽(きくおこないつくすべからず)

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規矩不可行尽(きくおこないつくすべからず)

とは中国の宋の時代にいた法演(ほうえん)という禅師の言葉です。

規矩とは手本やマニュアルという意味ですので、

何でも手本やマニュアルといった決められた手順に縛られてはいけない

という意味になります。

マニュアルだけの行動では仕事に喜びを見いだせません。

マニュアル通りに仕事をしてもお客様は感動されません。

マニュアル通りにやることを強要すると人は成長しません。

遠く宋の時代から、マニュアル通りを戒めていたことになりますね。

もう少し広い視野で考えて見ましょう。

学校の授業をしっかりと受けていたら、テストで100点が取れるはずです。

授業というマニュアルを完全履修した結果が100点です。

これが一つの「正しい基準」となります。

それに対して90点は「不足が10点」です。

80点は「不足が20点」です。

90点や80点の人はテストの結果としてはマニュアル通りに負けていますが

人としての魅力は負けているとは思えません。

ある科目で100点を取ったAさんは別の科目で50点だったとします。

Bさんは50点と100点でした。

Aさんの100点とBさんの50点を比較するとAさんの方が上に見えます。

Bさんの100点とAさんの50点を比較するとBさんの方が上に見えます。

このように見ると基準で単純に比較できないことがあることに気づきます。

この基準を手本・マニュアルと考えてみましょう。

私たちはことあるごとに手本・マニュアルと比較して、一喜一憂しています。

良さそうに見える他人の人生を手本として、それと比較しながら生きていませんか?

また、手本通りに生きるべき、と自分や周囲に強要していませんか?

他人の状態を、参考にすることはあっても、

それを正しい手本とすることはナンセンスと思います。

その一番の例が

自分の子どもを叱るときも他の子どもを手本として叱ることでしょうね。

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