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【第812号】 韜晦(とうかい)して圭角(けいかく)を露(あら)わすなかれ

【第812号】 韜晦(とうかい)して圭角(けいかく)を露(あら)わすなかれ

 

顧問先で初めての全体研修を行ったときのことです。

ベテラン社員、新卒で年次を重ねた社員、中途入社でまだ日が浅いキャリア社員、

入社一年目の社員、ベテランパートさん、新人パートさん、

様々な立場の方がいらっしゃいました。

ディスカッションを聞いていると、誰がどの立場なのかがすぐにわかります。

何故なら、

韜晦して圭角を露わすなかれ

だからです。

この言葉は中国の古典『宋名臣言行録』に出てきます。

「韜晦(とうかい)」とは、隠して外に現さないこと。

「圭角(けいかく)」とは、才能のことです。

上記の研修の場をこの言葉に合わせて現代語的に表現すると・・・

新しく入った人や立場が弱い人は、自分の良さそうな意見を主張せず、

できるだけ目立たないようにして、先輩を引き立てるようにして、

協調性を大事にしていました。

そうすることで、自分が何かするときに周囲の反発を押さえられ、

円滑に進めることができるからです。

先輩達の意見に反論せず、同調する姿が多数見られました。

果たしてこの会社は成長するでしょうか?

否です。

仕事はチームでしますから、協調性は重要です。

また人の意見に耳を傾けることも大事です。

一旦決まったことであれば、それに従うことも重要です。

しかしながら、決まる前のことであれば、自分の意見をちゃんと言うべきです。

何のための研修や会議でしょうか?

そこでディスカッションすることで、

従来のやり方や考え方とは違ったアイデアが見つかるからです。

人の発言が互いの脳を刺激するのです。

先輩の意見に従っているだけでしたら、その場にいる必要はありません。

韜晦して圭角を露わすなかれ

この言葉は「TPO」を選んで使うべきです。

イノベーションを求められる今の時代にはふさわしくない言葉かも知れません。

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