【1627】面接でみるべきポイント~「性格」よりも鍛えられた「環境」~
イスラム教徒が多く住む地域は、厳しい自然環境にあるところが少なくありません。
中東は砂漠地帯が広がり、水も緑も限られています。
東南アジアには鬱蒼としたジャングルがあり、
毒虫や毒蛇、猛獣と隣り合わせの生活もあります。
そのような環境で、気を緩めて生きていれば、それは命に直結します。
自然の厳しさが、人間の規律や共同体の結束を強めていった面はあるでしょう。
イスラム教の厳格な戒律も、そうした背景と無縁ではないのかもしれません。
一方、日本はどうでしょうか。
四季があります。
夏は暑く、冬は寒い。
台風も地震もあります。
しかし、水は豊富で、山も海もあり、食に困る土地ではありません。
人間を恒常的に脅かす猛獣もほとんどいません。
日本では古来より八百万(やおよろず)の神という考え方がありました。
山にも神が宿り、川にも神が宿り、田にも神が宿る。
特定の唯一神ではなく、自然そのものに感謝する宗教観です。
厳しい戒律がなくても、「感謝」「互助」「勤勉」という価値観が社会を支えてきました。
良くも悪くも、比較的“緩やかな環境”でも生きていける土壌があったと言えるでしょう。
そのためか、日本では世界的に見ても宗教戦争がほとんど起こっていません。
では、これをビジネスに当てはめるとどうなるでしょうか。
競争が激しい業界。
ルールが厳しく、成果がはっきりと問われる会社。
少し油断すれば、市場から退場させられる環境。
一方で、競争が少なく、ある程度の売上が自然と確保できる業界。
ルールも曖昧で、成果に対する責任もそれほど問われない会社。
どちらに身を置いた人が、いざ厳しい局面に立たされたとき、踏ん張れるでしょうか。
もちろん一概には言えません。
しかし「その人の性格」よりも
「その人がどんな環境で鍛えられてきたか」は、非常に大きな要素です。
面接で目の前にいる人を評価するとき、
「優しそう」「真面目そう」という印象だけで判断するのは危険です。
・どんな競争環境にいたのか
・成果をどのように求められてきたのか
・失敗したとき、どのような扱いを受けてきたのか
・守られた環境だったのか、自ら切り拓く環境だったのか
こうした背景を聞くことで、その人の“踏ん張り力”が見えてきます。
厳しい環境が、必ずしも良いわけではありません。
しかし、厳しさの中で培われた規律や責任感は、環境が変わっても武器になります。
逆に、守られすぎた環境で育った人は、突然の荒波に弱いかもしれません。
大切なのは、今いる環境をどう活かすかです。
もし競争が少ない場所にいるなら、自らにルールを課せばよいでしょう。
もし厳しい場所にいるなら、それを成長の機会と捉えればよいでしょう。
環境は人をつくります。
しかし最後に自分を鍛えるのは、自分自身の選択です。
■本日の教訓
人を見るときは性格よりも、その人が鍛えられてきた環境を見よ。
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