【1628】営業トークのポイント~得する話と損する話、どちらが刺さるのか~
先日「プロスペクト理論」という心理学の理論を学ぶ機会が有りました。
1979年に心理学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーによって提唱された理論です。
カーネマンはこの研究により2002年にノーベル経済学賞を受賞しました。
簡単に言うと、
人は合理的に判断しているようで、実は「感情」で判断しているという話です。
特に重要なのが
人は「得する喜び」よりも「損する痛み」に強く反応する
という点です。
得をする嬉しさよりも、損をする痛みの方が約2倍強い、と言われています。
例えば
・確実に10万円もらえる
・50%の確率で20万円もらえる
多くの人は確実な10万円を選びます。
ところが
・確実に10万円失う
・50%の確率で20万円失う
となると、多くの人は「確実に失う」方を避け、50%の確率のギャンブルを選びます。
損を確定させたくないのです。
ここに営業の本質があります。
次の二つの提案、どちらが心に刺さるでしょうか。
「この製品を導入すると、年間100万円コストが浮くことになります」
「この製品を導入しないと、年間100万円ずつ無駄なコストを払い続けることになります」
数字は同じです。
しかし、心への刺さり方は違います。
前者は「得」の話。
後者は「損失回避」の話。
人は未来の利益より、現在進行形の損失を止めたいのです。
だから
・値上げ前のご案内
・限定販売
・締切までのカウントダウン
・機会損失の提示
これらは強く効きます。
重要なのは、おびやかすことではありません。
事実として存在する損失を、きちんと“見える化”することです。
多くの営業は「メリット」ばかりを語ります。
しかしお客様は、メリットよりも「放置している損失」に敏感です。
得を語る営業か。
損失を止める営業か。
どちらが選ばれるでしょうか。
「プロスペクト理論」を理解するだけで、提案の言葉が大きく変わります。
あなたの提案は「得の話」になっていませんか。
それとも「損失を止める話」になっていますか。
■本日の教訓
人は得よりも損に動く。
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