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【第703号】 一国は一人を以て興り、一人を以て滅ぶ~蘇老泉~
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一国は一人を以て興り、一人を以て滅ぶ
この言葉は中国の哲学者である蘇老泉の言葉で、意味はそのままです。
「国」の箇所を「企業」に置き換えて読んでください。
創業者は最初の一人ですが、最後の一人でもあります。
自分のやりたいことを一人で始め、それを応援する仲間が少しずつ増え、
このままいくと更なる発展を見込まれても
自分自身の判断の間違いで、急降下し、立て直しが難しい状況になると、
手伝ってくれた大切な仲間との縁を切る、
というもっともしたくないことをしないとなりません。
そんな断腸の思いをしても会社が立ち直れば、まだ救われます。
しかしながら、更に沈んでいき、倒産となったときに
たった一人でその処理をしなくてはなりません。
一国は一人を以て興り、一人を以て滅ぶ
この言葉は、経営者にとって大きな戒めとなる言葉であると同時に
従業員も、経営者の新事業の取り組みや方針は
この責任の下に下している判断であることを忘れてはならない!
と肝に銘じて欲しいです。
中国の歴史家 司馬遷が史記において、
燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや
と記述しています。
後に中国の楚王となる若い陳渉が大志をもっていることに対し、
雇い主がその大志を嘲笑しました。
そのことを司馬遷が
取るに足らない小人物には大人物の考えや大きな志はわからない
と言ったのです。
従業員が社長の考えを理解し、社長を支えようとしたなら、
司馬遷に叱られません。
ところが、社長の考えや判断を「何を言うてるんや~」となれば
陳渉を馬鹿にした小人物となってしまいます。
松下幸之助氏が「社員稼業」という言葉を使っています。
社員は社員として、自分の果たすべきことを果たしなさい
ということです。
支え合う
これが社長と社員の関係性です。
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