【第1,056号】 「楽しい」と「楽しそう」は全然違う
人が楽しそうにしているのを見ていると「いいな～」と思ったり、
思わずつられて笑ったりすることがあります。
バイクは楽しいよ～
テニスは楽しいよ～
友達とお酒飲んでるときが一番楽しい～
なんて楽しいことがたくさん溢れる人生は豊かになると思います。
しかしながら、晩秋の高速道路をツーリング中に突然の雨、
路肩に止めて合羽を着るわけにもいかず、SAまで走ったら
下着までぐっしょり。
この後のツーリングは楽しいどころか、苦痛の連続となります。
テニスも同様でしょう。
涼しい季節に友達とゆる～くラリーを続けているときは楽しいですが、
真夏の炎天下で本気で練習するとなると苦痛です。
友達と飲んだ帰り道、酔っ払って取っ組み合いとなることもあります。
これは身体的にも精神的に苦痛です。
このように「楽しそう」はある一面しか見ていない印象です。
裏側には「苦痛」が伴うことも多々あります。
それを知らないだけです。
仕事が苦痛だとします。
でも同僚は楽しそうにしている・・・。
その姿に違和感を感じて「どこが楽しいの？」と思うことがありますよね。
でも必ず同僚は「苦痛」と感じている瞬間があるはずです。
ツーリングもテニスも友達との飲み会も仕事もすべて
「楽しそう」と感じる「第三者のあなた」と
「楽しい」と感じる「当事者の本人」には違いがあることと
「苦痛」も含めて「楽しい」と感じていることを知っておくべきです。
そして当たり前のことですが、他人が「楽しそう」と感じるよりも
本人が「楽しい」と感じることです。
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