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【第354号のテーマ】 生きることの尊さ
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今日も南蔵院の林覚乗ご住職の著書「自分が好きですか」の中の
第12節 お母さんのいきざま
からのご紹介をさせてください。
この節には本当に考えさせられる話が満載なのです。
6年生の女の子の作文です。
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生きることの尊さ
先生にお父さんのいない子の話をしてもらいました。
私もお父さんを交通事故で亡くしました。
だから作文を書いた子どもの気持ちがとてもよくわかりました。
「あなたのお父さんはどんな仕事をしているの」
と聞かれると胸が裂けそうになるほど辛くなります。
でも我慢して
「お父さんいないのよ」
と言います。
そうするとみなが
「嘘でしょう。嘘でしょう」
と言います。
嘘ならどんなにいいだろう。
嘘ならどんないいいだろうとそう思います。
だけど家に帰ってみるとやっぱりお父さんはいないのです。
何故だかしらないけれど、ものすごく寂しくなることがあります。
手を引いて歩いてくれたお父さん。
肩車をしてくれたお父さん。
私の心の中に今も活きているのに、
どうして声を出してくれないのですか。
きっとお母さんを大事にします。
そしてお父さんに喜んで貰えるローソクのような人間になりたいと思います。
きっときっとお母さんを大事にしますから。
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林覚乗ご住職が次の様に纏められています。
何が大切かをちゃんとわかっている、
こんなお子さんを育てられたお父さんは、
さそや立派な方だったのでしょう。
それは、亡くなってもちゃんと子どもに受け継がれているのです。
「子は親の鏡」といわれるように、
子どもは、親の生きざまを見て育ちます。
子どもに恥ずかしくないような生き方、
それを親が実践していかなければなりません。
私が若かった頃、親御さんのいない同級生に同じ様に「嘘でしょ」と
言ったことがあります。
悪気も無く、同情の様な気持ちでの発言だったと思います。
ですが、おそらくこの作文に書かれた子と同様の気持ちでいたのだと思います。
傷つけるつもりは無くても不用意な発言が傷つけることがあります。
その時にはなかなか気付ません。
何十年も経って、ようやく解かることができました。
人生とは何とも奥深いものだと改めて知ることができました。
追記
子どもをみるとどんな親かが解ります。
生徒をみるとどんな先生かが解ります。
友人をみるとその人がどんな人かが解ります。
部下をみるとどんな上司かが解ります。
社員をみるとどんな社長かが解ります。
そこら中に鏡があります。
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