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【第522号】 利己的遺伝子と社風
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「利己的遺伝子」という言葉をご存知でしょうか?
多くの方が「何それ?」でしょうね。
私も先日まで知りませんでした。
503号でダーウィン、メンデル、ラマルクの理論をネタにしたことがあります。
ここで触れたダーウィンの進化論を現代に引き継いでいる
イギリス オックスフォード大学教授 リチャード・ドーキンズが唱える
進化の考え方が「利己的遺伝子」です。
生物に進化を生じさせる力は自然淘汰であり、
生き残るということは自然が選択した、
すなわち自然によって選択された(生かされている)という
「適者優先」という考え方に基づきます。
「適者優先」とは
ABCという遺伝子を持つある生物の子孫が繁栄しやすいのではなく、
ABCという遺伝子を伝えやすい生物の子孫が繁栄する、
ということです。
ドーキンズはこの遺伝子を「利己的遺伝子」と呼びました。
その遺伝子を持つ種のみが、生き残ることができるからです。
では、これが社風にどう関係するの? と思われたでしょう。
ABCという社風(理念、クレド、ゴールドスタンダードなど)を
社員が持っていればその企業は生き残ることができる、のではなく
ABCという社風を次世代の社員にも受け継ぎ、育むことができる企業が
生き残ることができる、と置き変えるとご理解いただけます。
理念、クレド、ゴールドスタンダードを持つことはできます。
それを今いる社員だけでなく、今後入社した社員、そして社員の家族までも
巻き込んで実践できるようになるのは相当難しいです。
その難しい事をやっている企業は「適者優先」されます。
会社も人も生物も遺伝子も全部自然の摂理の中で生きています。
遺伝子はそのもっともコアとなります。
企業における遺伝子、すなわちそれが社風です。
社風が会社の未来を決めます。
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