【1527】 日本の会議は生産性が低い~日米の会議の違い~
アマゾンをはじめ、アメリカの高業績企業の会議は“スマート”と評され、書籍で紹介されることも少なくありません。
しかし単純に真似してもうまくいくとは限りません。
アメリカと日本では、企業風土も大きく違いますが、仕事の進め方が、根本的に違うからです。
アメリカ企業では、職務内容と責任範囲が明確に区切られています。
プロジェクトごとに責任者を置き、その人が判断できないときにだけ上司へ持ち帰って相談します。
つまり会議の場では、必要な人だけが参加すればよく、
わざわざ上司や関係部門を総動員する必要はありません。
会議はシンプルでスピーディーになります。
一方、日本企業では「誰がどの仕事を、どこまで責任を持つのか」が曖昧な場合が少なくありません。
複数人で業務を重ねて進めることが多いため、関係者を呼ばないと決定できません。
結果として、会議参加者が増えてしまい、意思決定のスピードも鈍りがちです。
チームで情報共有と言えば、聞こえは良いですが、責任者が不在故の判断と決断の遅速に繋がります。
もちろん、どちらにも光と影があります。
アメリカ流の強みは『決定の速さ』ですが、
その分、部門間の調整不足から後で衝突が起こるリスクも抱えています。
日本流は「関係者の合意形成」が強みですが、人数が多くなる分、会議の生産性は下がりやすいです。
つまり、「アマゾン流の会議(=アマゾンの凄い会議)を導入すれば生産性アップ!」と飛びつく前に、
自社の組織文化や責任分担の仕組みを整える必要があるのです。
会議は仕組みで回りますが、その仕組みを動かすのは人。
本当の改革は、会議そのものではなく“人と責任の在り方”を問い直すことから始まります。
■本日の教訓
会議改革は仕組みだけでなく、人と責任の在り方から始まる
参考文献:アマゾンの凄い会議
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