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【第391号】 事故やミスを無くすには「楽」をしない、ささない。全集中!

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【第391号】 事故やミスを無くすには「楽」をしない、ささない。全集中!

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アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故のニュースをよく耳にします。

踏み間違えは結果です。

その結果となる要因はあまり触れられていないように思います。

以前にアルファロメオ GTV を試乗したことがあります。

元々が左ハンドルですから、右ハンドルに変更された日本仕様です。

運転席に座って驚いたのは、本来ブレーキがある位置にアクセルがあります。

FFなのでタイヤハウスの影響で、アクセルが左に寄っているのです。

しかもミッション車なので、クラッチを切るとブレーキに靴が当たる感じです。

お店の人に

「これどうやって運転するの?」

と聞くと

「少し斜めに座って下さい」

と言われ、ハンドルに正対していた姿勢をやや左向きに座り直し

左手より右手の肘が強く曲がる姿勢になりました。

そうすると右足の先にアクセルがあります。

ですが、右肘はドアに当たっています。

「この状態で運転するのは厳しいですよね?」

と聞くと

「イタ車は我慢して乗るモノです」

と言われました(^^;)。

我慢以前に危ないです。

特にパニックブレーキの時には間違い無くアクセルを踏むでしょう。

試しに、同モデルの左ハンドル車に乗ると

アクセルペダルがセンターに寄るので、

アクセルとブレーキの踏み間違いは無さそうでした。

上記はイタ車の右ハンドル例ですが、

国産のコンパクトカーや軽自動車も少しでも室内長を確保するために

タイヤハウスが室内に入ってきており、アクセルがセンターに寄り気味です。

人はパニック時に両手両足を突っ張りますので、

誤ってアクセルを踏んでしまうことは可能性として大いにあるでしょう。

もう一つの要因は

集中力欠如

だと思います。

私は普段は北欧の安全装備が充実した車に乗っていますが、非常に楽です。

アクセルもブレーキもクルマに相当任せられます。

車線を逸脱すると戻してくれるし、

車線変更時にサイドミラーの死角に車がいると警告してくれます。

全周囲カメラのお陰で、後退時も左に寄せる時も前進駐車時も

ギリギリまで寄せることができます。

当然、ナビはありますし、取締も探知機で事前に警告してくれます(^^v。

顧問先往復には200km位あります。以前の車と比べて疲労感が全く違いました。

以前の車は全て自分で操作しないとなりません。それだけでも集中力が必要です。

しかも1日顧問先で会議や面談などの仕事の帰りで、しかも夜ですから

必ず睡魔に襲われます。

本当に苦痛でした。

ところが、今の車は運転の疲れがありません。睡魔もありません。

上に書いた様々な便利な安全装備のお陰です。

ところが、それらと引き換えに間違い無く

集中力をなくした

ことを感じます。

ヒヤッとすることが増えた様に思います。

この様な車は考えずに運転ができます。

このままでは

免許返納が早くなる

と思いました。

私は車やどこかに出かけることが好きなので、

できるだけ永く運転をしたいものです。

そこで、ボケ防止、集中力維持、運動も兼ねて

左ハンドルのミッション車を買いました。

1996年に発売されたモデルの2004年式ですから17年落ちです(笑)。

電子デバイスは横滑り防止とセキュリティしかありません。

全て人間が自分で操作しないとなりません。

ハンドルは片手でくるくるといきません。

両手でうんしょうんしょと回します。

ブレーキも踏力を要求されます。

6速ミッションですから、小まめにシフトアップとシフトダウンが必要です。

その度にクラッチ操作と回転合わせが必要です。

特にシフトダウンはヒール&トゥ(右足つま先でブレーキを踏みながら、

左足でクラッチを切り、右足かかとでアクセルを踏んで、

シフトダウンした時の回転数になるようにしながら、シフトダウンをする)

を使わないとギヤ鳴りとギクシャク感があります。

不快ですし、格好悪いです。

また、坂道の渋滞や上り坂の信号なんて最悪です。

反対の信号が黄色になった時点で、

クラッチを切り、ギアを入れ、ハンドブレーキを下ろす準備をします。

黄色の後に矢印が出たり、歩行者信号に変わると

クラッチを踏んだ足がぷるぷるし始めます。

そうやって、心も準備も整えて、ようやく青。

クラッチを繋ぎながら、アクセルを踏み、ハンドブレーキを下ろす。

信号待ちでスマホなんか見てられません。

後ろの車が車間を詰めて、止まったりしていると

「寄ってくるな!下がったらどうしよう・・・」

と緊張します。

その緊張が左足に繋がるのか、そんな時ほどエンストします。

格好悪いです。

コンビニの駐車場では、バンパーや足回りが

車止めに当たらないように慎重に慎重に進めます。

止めたら1メートルも手前だったというのはよくあります。

バックも慎重です。

1速の左奥がバックギアです。

ニュートラルからだと1速なのかバックなのかが解りにくいので、

アクセルをほとんど踏まずにクラッチをゆっくりとつなぎます。

下がろうとして後ろを振り向いたら、前に進んだ・・・

なんてことはしょっちゅうあります。

毎回、それそろと動き出すのを確認してから、アクセルを踏み足します。

こんな状況ですから、アクセルとブレーキの踏み間違いなど起こりようがありません。

そもそもアクセルとブレーキの重さが全然違うので、すぐに解ります。

万が一、踏み間違えてもその瞬間クラッチを切れば、事なきを得ます。

ナビ、様々な安全装置で、車の運転が楽しく、楽になり、集中力が不要になりました。

スマホやカーテレビを見ながら、というながら運転もできます。

これらが要因の事故も多いでしょう。

安全装備満載の車ではヒヤッとする機会が増え、

全て自分で運転する車は、山道でアクセル踏みすぎ、ブレーキ遅らせすぎの

ヒヤッとはありますが、街中走行ではありません。

集中する

運転だけでなく、仕事中のケアレスミス防止にもとても大切だと思います。

追記

アクセルとブレーキの踏み間違いに不安な方は

古い左ハンドルのミッション車がお勧めです。

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