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【第436号】 アイデアは考え、実行した者勝ち!
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松下幸之助氏ネタです。
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発明のヒントはどこにでもある
このごろは、発明のヒントはむしろ素人にあるかもしれんですな。
私も、よく研究部員に、
「同僚とばかり話しおうててはいかん。
街頭へ出ていってヒントを得てこい」
と、こう言うとるんです。
ヒントはどんなところにでもあるんですけれども、
それをヒントと見るかどうか、ということですな。
(『文藝春秋』昭和43年12月号 松本清張氏との対談)
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ホームセンターの商品部時代に品揃えの幅を広げるために
百貨店によく行きました。
1980年代の話でホームセンターの業態も未成熟、東急ハンズも関西には無い時です。
ライバルのホームセンターは問屋が一緒なので見ても仕方が無いので、
ホームセンターとは対局にある百貨店の品揃えをチェックに行ったのです。
当時はスマホもデジカメも検索もありません。
品揃えや商品を記憶しては、トイレに駆け込みメモに残します。
それを問屋さんに見せて、商品を探して貰うのですが、
商品の流れるルートが違うので、なかなか見つかりません。
ある時、いつも相談していた問屋さんの営業が
「売場に出ているのは当社の取扱品のごく一部です。
一度、うちの物流倉庫を見に来ませんか?」
と提案がありました。
「喜んで~」と伺いました。
そこは宝の山でした。
どれもこれも売れそうです(←バイヤーのこの勘ほどあてになりません)。
店頭の品揃えの一部を入れ替えるのは棚割の再作成など大変ですので、
売場の一部をその業者さんに解放して、
2週間単位で売場を自由に構成してもらうことにしました。
大ヒットです!
目先が変わるので、常連のお客様のお買上もいつもより多く売上が上がります。
他の店舗からも要求がありましたが、
その問屋さんの営業個人の判断で協力をしてもらっていた上、
毎週末の休日を使うことになるので、同時に他店舗展開できませせん。
そこで違う部門の問屋さんに同様のことをお願いしました。
その問屋さんは目の前で成果が上がるのを見ているので
「喜んで~」と即刻承知してくれました。
こうやって、毎週末には、いろんな問屋さんが店を開くような形となり、
前年比150%が普通となり、その企画を独立して行う部署が立ち上がりました。
当然、初代の責任者は私です。
何でもやったれ~!
という発想で、ランドセル、お雛様、ジェリー、ゴルフ、テニス、
スキー、キャンプ用品、質流れ品(←めっちゃ売れました~)など
いろんな企画を行いました。
こちらから企画を考えなくても毎日、いろんな業者さんが企画を
持ち込んでくれます。
取り扱った商品群の中の幾つかは正式に部門として立ち上がったモノもあります。
お客様は「何やっているかわからんけど面白い店」ということで評判となり、
メディアにも取り上げられ、地元だけでなく、商圏を遙かに離れたところからも
お客様が来店されました。
古き良き時代だったとも思いますが、
売上倍増のヒントは本当にどこにでもありました。
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