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【第490号】 指値(さしね)で外注化する

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【第490号】 指値(さしね)で外注化する

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指値とは希望する売買価格を指定して発注する方法です。

ホームセンター時代は特売商品はほぼ100%指値で仕入をしていました。

例えば

通常原価 275円 通常売価 398円 粗利率31%

この商品を 348円 で特売するときに 仕入原価を 260円 で交渉します。

交渉がうまくいくと特売しても粗利が25%稼げます。

通常通りの仕入だと粗利は20%になります。

お客様に安く売るのだから、仕入業者さんも協力してね。

でも通常よりたくさん売れるから利益率は下がっても利益高は増えるので

OKとしてください~! 

とこんな感じでチラシ掲載商品のすべてを交渉します。

Aという商品は指値通りにできますが、Bは厳しいです。

その代わりCを指値以下にしますから、それでOKして貰えませんか?

と仕入業者から返答があったりします。

これが商品部の仕事です。

広告時代の印刷発注も同じでした。

このチラシは予算が厳しいので、印刷単価を通常よりも5%安くして貰えませんか?

このパッケージのデザインは幾らの範囲内でお願いします。

このイベントは総経費300万の中でやって下さい。

こんな風にほとんどが指値でした。

見積を取るのは顧客に提出する企画書の費用算出のためであって、

その金額で発注することは皆無でした。

指値で発注しようとすると市場や原価のことをよく知っておかないとなりません。

知らずに指値発注したら関係が悪くなるだけです。

ホンダでは自分達で作れるものはまず自分達で作ってみる、という考えがあります。

そのために工作機械を購入することもあるそうです。

そこで十分に製品チェックをし、材料費や工数を把握して、

このサンプル品と同等の物を幾らで作ってほしい

と外注依頼します。

外注先は「こりゃ品質も価格も厳しい」と思いながらも何とかします。

ホンダ外部ネットワークの一員であるプライドですね。

互いに厳しいから、そこに切磋琢磨が生まれ、

ローコストでありながら120%の品質提供ができます。

見積をベースとして仕事をするよりも

指値で仕事ができる状況の方が

する方もされる方も厳しいですが、成長できます。

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