・・・・・・・・・・・・・・・・・
【第496号】 自分を叱りとばす
・・・・・・・・・・・・・・・・・
オリンピックや世界選手権などの敗者インタビューで
結果的には目指すところには行けなかったけど、楽しめました
と笑顔で口にするアスリートがいます。
世界のトップクラスの人の努力の積み重ねの末の言葉ですので
それをどうこう言うつもりは無いのですが、
代表となれなかった多数の人の悔しさを考えると
私は笑顔になれません。
「次は絶対にメダルが取れるから!」と応援できない小さな自分がいます。
逆に
東京オリンピックの卓球女子シングルスで日本人女子として
初めてメダルをとった伊藤美誠選手は、泣きながら
悔しい気持ちの方が強くて、嬉しいという気持ちは薄い。
1あるかなぐらい。99は悔しいです
と言っていました。
それを聞いて目頭が熱くなりました。
私の応援で結果が変わるはずは無いのですが
「次は絶対にメダルが取れるから!」と応援しています。
仕事でミスという失敗をする人がいます。
それをミスは人間だから誰でも起こします、と思っている人は
ミスに対して容認をしています。
それではミスは起きるでしょう。
人間だから誰でもミスはするけれど、自分だけは絶対にしない、
絶対に未然に防ぐ!と思っている人は
ミスを起こす可能性が極めて低くなります。
おそらくこのような考えの人はミスを起こしたときに
もの凄く悔しがると思います。
自分を叱り飛ばすでしょう。
自分の不出来に悔し涙を流すでしょう。
自分を殴りつけたくなるでしょう。
以前に入念に準備し、テストを何度も繰り返しているのに
自分の気付きが足らずにミスを起こしたことがありました。
その時に壁を殴りつけてケガをした後が未だに右手に
残っています。
このミスは誰も気付いていません。
自分だけが「しまった」と思ったことです。
次の年には、昨年のミスに対して二重三重の対策をして挑み
無事にクリアしました。
その時、はじめて自分を「よくやった」と褒めました。
【第486号】 叱る時、褒める時の使い分け
このメルマガの感想をたくさんの人にいただいています。
相手をよく見て、使い分ける、と書かれた人が複数名いらっしゃいました。
ダメはダメでしょう。
良いは良いでしょう。
相手のための助言が叱るです。
そこに気遣いは不要でしょう。
助言された方が「ありがとう」と気遣うべきです。
相手がそれを受け止めるか、受け入れるかは相手の「人生観」の問題です。
ある方の感想が印象的でした。
良く怒られると言う人がいますが、間違っているから叱って頂いているだけです。
素晴らしいと思います。
自分の部下を怒りたい人も叱りたい人もいません。
褒めたいです。その機会を増やしたいです。
褒めるために導くことが叱るです。
自分を叱り飛ばす人
自分の不出来に悔し涙を流す人
自分を殴りつけたくなる人
このような人を叱る必要はありません。
負けた伊藤美誠選手を叱る人は一人もいません。
失敗をした人はまず何をすべきか!
よ~く考えて欲しいです。
☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆
メルマガ登録をよろしくお願いいたします。
メルマガ登録はこちらから
また、知人に本メールをご紹介をいただく際には
下記アドレスをご案内下さいませ。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=afspwg
メルマガバックナンバー一覧はこちら
https://km.kando-m.jp/news/
★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆





