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【第688号】 孔子が教える四〇歳の生き方
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孔子は四〇歳という年齢を特別なものと考えていたと思います。
皆さんがよくご存知なのは
四十にして惑わず
でしょう。
以下の言葉の一節となります。
子曰、吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑
一五にして学を志す、三十にして立ち、
四十にして惑わず
三十にして立つとは、独り立ちの意味です。
四十にして惑わずとは、道理が明らかになって物事に惑うことがない、
ということです。
これには続きがあり
五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲不踰矩
五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。
七十にして心の欲する所に従ひて矩(のり)を踰えず(こえず)
六十にして耳順ふとは、人の意見を素直に聞けるようになることです。
七十にして心の欲する所に従ひて矩(のり)を踰えず(こえず) とは、
やっと自分の思うままに行動をしても、
人の道を踏み外すことがないという意味です。
もうひとつ、四十が出てくる言葉があります。
子曰、年四十而見惡焉、其終也已、
年四十にして悪まるるは、其れ終わらんのみ。
四〇歳になって、悪まるる=憎まれる人はその先の見込はありませんよ、
ということです。
孔子の時代の四〇歳と今の時代の四〇歳は違うと思いがちですが、
昔は幼い頃に亡くなる人が多い上、歳をとっての病気には耐えられないので
平均年齢的な寿命が今とは大きく違い、低くなります。
しかしながら、長生きの人は今の時代に近い歳まで生きていた筈です。
話を元に戻します。
人生が80年とすると四〇歳はちょうど折り返し地点になります。
大学を出て、社会に出た人であれば社歴が二十年というベテランです。
六〇歳をひとまずの定年とすると残り二十年という年齢です。
結婚し、家を建て、子どもの未来がなんとなく見えてくる年齢です。
四〇歳は人生を振り返り、今後を考えるのに大切な年齢と言えます。
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