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いろんな企業の会議に参加しますが、会議の中に「企業色」というか「風土」が色濃く表れます。
あるイベントにプロのマジシャンを呼ぶというアイデアが出たとします。
A社「お客さんがゼロだったら、どうしよう?」「失礼だから、このイベントは辞めようか?」
B社「お客さんがゼロだった、みんなで謝ろう!」「謝らなくても良いように事前にしっかりと動こう!」
どちらの企業が業績が上がるか? 誰でも解りますよね。
出来ない方向で考えたら、出来ることも出来なくなる。
出来る方向で考えたら、出来ることが多い。
何もやらないと永遠にゼロ。何かやると必ずプラスが生まれる。
これがプラス発想です。このような考えを常々すると必ず、部下もプラス発想になります。
実はB社が実在します。B社の会議で、このイベントチラシをどうポスティングで配布するか? を話し合いました。
店長は費用対効果を考えて、配布地域を絞ることを考えていたのですが、あるメンバーが
「来る、来ないはお客様が判断されるもの。まずはできるだけ多く配ることが大切では?」
と発言がありました。
この会議の冒頭に「お客様が来なかったらどうしよう?」という意見があったにも関わらず、チラシを配布するにあたり、配る先、配らない先を決めずに、必要、不要はお客様が判断するモノ。まずは全顧客に渡そう!となったのです。素晴らしいプラス発想です。
このチームには
「やらされ感」がありません。
レストランで料理をする人が「やらされ感」で作ったり、家で奥さんが「やらされ感」で家事すると、誰もが楽しくないし、それを感じると「嫌な気分」になります。
日常において「やらされ感」で仕事をするとそれはお客様に伝わってしまいます。「やりたい」「やらせてください」という気持ちを持たないとお客様には伝わりません。
チームの意志のベクトルを「やりたい」に持って行きたいときには、上意下達で指示だけするのではなく、いろんなことや目標を一緒に考えるところからスタートすると上手く行きます。
その時のポイントはチームで生まれたアイデアを
「否定(マイナス言葉)」せずに、「肯定(プラス言葉)」し、チーム全体を「ポジティブシンキング」
させることです。
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