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【第1,017号】 ホーソン調査から学ぶ、従業員のモチベーションと生産性の関係

【第1,017号】 ホーソン調査から学ぶ、従業員のモチベーションと生産性の関係

 

「ホーソン効果」をご存知でしょうか?

wikipediaによると下記のように書かれています(抜粋)。

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ホーソン効果

ホーソン効果とは、治療を受ける者が

信頼する治療者(医師など)に期待されていると感じることで、

行動の変化を起すなどして、

結果的に病気が良くなる(良くなったように感じる、良くなったと治療者に告げる)

現象をいう。

ホーソン効果は、プラセボ効果(注1)の一部として統計上扱われる場合がある。

ホーソン工場で実施された、労働者の作業効率を向上させるための調査から

発見された現象であるためこの名がある。

(注1)

偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う

(例:ただのキャンディを酔い止めと思い込ませて舐めさせると酔いがおさまる)

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ホーソン工場で実施された調査とは、ハーバード大学のエルトン・メイヨーらが

1924年からアメリカのウェスタン・エレクトリック社で行った生産性向上の調査です。

照明の照度、休憩時間、温度や湿度、労働日数や休憩時間などを改善することによって

どのように生産性が向上するかを調査しました。

例えば、照明の照度を上げて生産性を向上させた後、元に戻したら生産性はどう変化するか?

といった労働条件の「改悪」も調査しています。

一般的に改悪すると生産性は元に戻るか、下手すると以前以上に悪くなるように思いますが

メイヨーらの調査ではそうならずに生産性は向上し続けました。

何故、そうなったのか?

生産性向上のための施策を行うにあたり、従業員に十分な説明をし、

そのときに従業員からの提案も取り入れたのです。

労働条件を改悪するときも同じでした。

これらにより、従業員は「調査の被験者」として特別な役割を果たしているという

心理的変化が生じたために、何をやっても生産性が向上したのです。

これの調査をホーソン調査といい、

この調査によって導き出された下記が「ホーソン効果」と言われます。

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従業員のモチベーションは労働環境や条件よりも、

自分に期待されていることへの理解、

またチームの一員としてチームと一緒に何かに取り組むことが重要である。

すなわち生産性は、外部に用意された環境よりも、

個人の内部に生じる感情が重要である。

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チームと一緒に行う改善会議、環境整備、上長との面談

こういったことを業務内に取り入れることで、「ホーソン効果」は生まれます。

「上意下達」の「やっとけ!」では生産性は上がるどころか下がります。

 

 

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