【第1,045号】 性格のつくり方~稲盛和夫~
稲盛和夫氏の「成功の要諦」の中に、性格についての考え方が記されています。
芥川龍之介と小林秀雄の考え方も記されていました。
「なるほど~」と思いましたのでご紹介します。
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芥川龍之介「運命は、その人の性格の中にある」
小林秀雄「人は性格に合ったような事件にしか出くわさない」
稲盛和夫「善きことを思い、善きことをすれば、よい結果が生まれるのは
そういう思いをずっと抱いて行動しているから。
それはまさにその人の性格を形作っていく」
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性格の中心にあるものは「気質」です。
その「気質」を取り囲むように「基本的人格」が形成され、
それを取り囲むように「習慣的性格(態度的性格とも言います)」が形成され、
さらにそれを「役割性格」が取り囲みます。
変えることができないのは、
気質(生まれつきの性格)と基本的人格です。
変化し、進化することができるのは、
習慣的性格(態度的性格)と役割性格です。
習慣的性格(態度的性格)とは、あきらめない、言い訳をしない、といった
習慣やその場その場で自然にとってしまう思考や行動を言います。
「成功の要諦」に書かれていた言葉はこれにあてはまるでしょう。
もう一つ重要なのは「役割性格」です。
人は、会社や家庭、友人関係、地域など様々な場面で
それぞれの役割を担っています。
会社では経営者であっても、家に帰れば家長であり、父、夫、PTAの役員など
日常生活の様々な環境に適応するために、
果たすべき役割にあった性格を使い分けます。
人は年を重ねるにつれ適応しなければならない環境が増えます。
さまざまな役割性格を使い分けることは、
社会に適応していくための大切な技術となります。
人を見て「裏表がある」と非難することがありますが、
「習慣的性格(態度的性格)」や「役割性格」を使い分けていることが多いです。
コツコツやるのは基本的には苦手(習慣的性格)だけど、
今回は重い責任があるので、自分にむち打ってやり上げよう(役割性格の発揮)。
会社でミスしたときには怒鳴られる(態度的性格の負の部分)が、
クリスマスには家族のために
サンタになってプレゼントを持ってきてくれ(役割性格)、
子どもを満面の笑みで抱きしめてくれる(態度的性格の正の部分)。
こういうことを「裏表がある」と捉える人は
その方に「裏表があるのでは?」と思ってしまいます。
性格について詳しく知りたい方は下記もご覧下さい。
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