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【第1,060号】 泥棒と悪口を言うのと、どちらが悪いか~三浦綾子~

【第1,060号】 泥棒と悪口を言うのと、どちらが悪いか~三浦綾子~

 

本日は致知出版社からでている

「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」

3月21日で取り上げられている作家の三浦綾子さんの一文を

抜粋してご紹介します。

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泥棒と悪口を言うのと、どちらが悪いか

時折、講演で話すんですが、

「泥棒と悪口を言うのと、どちらが悪いか」。

私の教会の牧師は「悪口の方が罪が深い」と言われました。

大事にしていたのものや高価なものを取られても、

生活を根底から覆されるような被害でない限り、いつかは忘れます。

少しは傷つくかもしれませんが、泥棒に入られたために

自殺した話はあまり聞かない。

だけど、人に悪口を言われて死んだ老人の話や少年少女の話は時折、聞きます。

(中略)

私たちの何気なく言う悪口は人を死に追いやる力すらある。

泥棒のような単純な罪とは違うんです。

それなのに私たちはいとも楽しげに人の悪口を言い、また聞いています。

そしてああきょうは楽しかった、と帰っていく。

人の悪口が楽しい。これが人間の悲しい性です。

もし自分が悪口を言われたら夜も眠れないくらい、怒ったり、

くやしがったり、泣いたりする。

自分の陰口をきいた人を憎み、

顔を合わせても口もきかなくなるのではないでしょうか?

自分がそれほど腹が立つことなら、

他の人も同様に腹が立つはずです。

そのはずなのに、それほど人を傷つけるうわさ話をいつも楽しげに語る。

私たちは自分を罪人だと思っていない。

罪深いなどと考えたりしない。

(後略)

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如何でしたか?

学校でのいじめ、ネットでの誹謗中傷、

ヤフオクやアマゾンでの悪意を感じるレビューなど、

人や商品・サービスの未来を奪うことがよくあります。

これらの悪口と私たちが休憩時や飲み会での悪口とは違うという意見もあるでしょう。

しかしながら、悪口をつい口にしてそれに賛同を得ようとしたり、

悪口を言うことがストレス発散になったり、

自分は言うけど人に言われるのは嫌だと思っている人は五十歩百歩だと思います。

上記の三浦綾子さんのお話しを研修で伝えたときに

「泥棒の方が悪い」と感じる人もいらっしゃいました。

もし、自分の子供が自分の財布からお金を盗んでゲームに課金をしたとします。

親にしてみれば非常にショックなことでしょう。

かなり落ち込むと思います。

子供がクラスメートや先生の悪口を言っている方が良いように感じるかも知れません。

しかしながら、自分の子供が普段は「お父さん、大好き」と言っているのに、

学校では「うちのクソジジイがゲームばっかりするな~ってうっとうしいねん」

と言ってたらどうでしょうか?

ゲームに課金するからお金を盗んだとしたら、「お金が欲しいと言いなさい」と

行動を修正できます。

自分の知らないところでされている悪口については行動の修正ができません。

この悪口が身内に向けてのものだけで終わっていたら、まだマシですが、

それがクラスメートに向けられたら?、赤の他人に向けられたら?

取り返しが付かないことが起こったら?

このように考えると三浦綾子さんのお話のように

悪口を言ってはいけないと思います。

悪口を言わない家庭で育った子供は学校でも悪口を言わないのでは?

と思います。

 

 

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