【第1,101号】 黒田如水に学ぶ「深慮遠謀」
深く考えることを心掛けていますが、
黒田如水の「深慮遠謀」に比べると私の考えなどは水たまりのようなものです。
「深慮遠謀」とは
深く考え、のちのちの遠い先までを見通した周到かつ綿密に計画を立てることです。
今回は童門冬二氏の「戦国名将一日一言」にある
黒田如水の深慮遠謀が凄かったので、それをご紹介します。
因みに黒田如水は黒田官兵衛として竹田半兵衛と共に秀吉の参謀を勤めた
筑前国福岡藩のキリシタン大名です。
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死に際に、重役の悪口をいうのは息子のためだ。 黒田如水
黒田如水は死ぬ間際に、しきりに世話になった重役たちの悪口を言いはじめた。
皆、びっくりした。怒ったのは重役だ。
「いままで、部下というよりも同志的結合で如水さまを支えてきたのに、
いまさらなんだ?如水さまは乱心なさったのか」
と息巻いた。心配した息子の長政が病床にやってきた。そして、
「少し重役に対する悪口をお慎みください」
と言った。
如水は笑った。
そして、
「俺が死に際に重役の悪口を言っているのは、おまえのためだ。
悪口を言い続ければ、重役の心は俺から離れる。おまえにいく。それが目的だ」
深慮遠謀の父親に、長政は感動した。
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最近でこそ、感情にまかせた言動をして、
後で後悔するようなことはなくなりましたが、
綿密な計画を立てた上での如水のような言動はなかなかできません。
「伝わる」「相手に理解して貰う」
このレベルで悩んでいるようではまだまだです。
「相手の行動が変わる」
このレベルで深慮遠謀すべきですね。
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