【第1,135号】 部下の脳力開花方法
どうすれば部下は「能力」を開花してくれるだろう?
管理職はこの問題をずっと抱えていると思います。
「能力」は「脳力」に依存しますので、「脳力開花」に着目しましょう。
まず、脳力開花の逆となる行為を先にお伝えします。
「怒る」「激しく叱りつける」
などの行為はNGです。
怒られたり、叱りつけられて、リラックスできる人はいません。
多くの人が緊張し、毛穴を閉じるという防御本能と言える反射をします。
その際、脳も萎縮します。
感情や記憶を司る前頭前野の機能低下を起こします。
怒られた際に途中から何故怒られたのかがよく解らなくなり、
記憶が飛ぶようなことを経験したことがあると思います。
日常的に怒られるとダメージは更に進みます。
副腎皮質からコルチゾールというストレスホルモンが慢性的に過剰分泌され、
それが「脳の神経細胞を破壊」するのです。
部下を育てたくて「怒ったり」「叱りつけた」ことが逆効果となります。
恐ろしいことですね。
では、どうすれば良いのでしょうか?
脳を活性化させるホルモンは「ドーパミン」と「セロトニン」ですから、
それが分泌されるように接すると良いです。
それは「褒める」ことです。
褒めるといっても「良く頑張りました◎」ではダメです。
具体的に「どこが良かった」と特定したり、
「先月よりもここが○%伸びている、すばらしい」と比較対象を明確にすることです。
こうすることで、ドーパミンはやる気を起こし、
セロトニンは「上司はどう評価するだろう?」という不安を
「やった!」という安心に変え、精神の安定をもたらします。
このホルモン分泌によって、脳は自分が取った行動の評価をしっかり記憶し、
自信を持つと同時に、次の同様の行動を取るときに「不安がないこと」を
脳が思い出してくれます。
さらに褒めたくれた人への信頼感も高まります。
褒めた側にも恩恵があります。
部下が喜んでいる姿を見て嬉しくなるとドーパミンが分泌されます。
このドーパミンが部下を可愛く感じ、部下を大切にする気持ちに繋がります。
如何ですか?
「怒る」と「褒める」はこれだけ違うのです。
部下の「脳破壊者」にならないように注意して下さい。
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