【第1,140号】 善人は国を治められない~毛利元就~
本日は童門冬二氏の「戦国名将一日一言」にあった毛利元就の言葉を紹介します。
経営者にとって信頼できるNo.2を得ることはとても重要なことですが、
どのようなNo.2を選べば良いか?と問われると、ついついあれこれ欲張ってしまうでしょう。
そんな経営者には、息子達に力を合わせて困難を乗り切れということを
「三本の矢」で例えた毛利元就の言葉が参考になると思います。
文末の童門冬二氏の解説が特に私には響きました。
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善人は国を治められない。 毛利元就
「善柔なる者を用いれば、国を治むることなりがたし」
毛利元就は、三本の矢の教訓で有名だが、こういう厳しいことも言っている。
つまり元就が言うのは、善柔なる者、すなわち人がよくて温和で、
誰にも評判のいい者は重く用いるべきでないと言うのだ。
なぜなら、こういう人のいいだけの人物は、
泥をかぶって事を荒立てるようなことは絶対しない。
すべて、無事大過なくということを選ぶ。組織内に波を立てることを嫌う。
八方美人だ。
したがって、こういう人物には、激動期の改革などは絶対にできない。
もっと厳しい言い方をすれば、毛利元就は、
「いまどき、人がいいということは、いてもいなくてもいいことであり、
どうでもいい存在だということなのだ」
と言いたかったのかも知れない。
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部下から見た上司は元就が言う「いい人」が良いでしょう。
何故なら「厳しくない」し、「そこにいなくても緊張感がない」からです。
逆に経営者にとって、NO.2は「厳しい人、できればやさしさも持つ人」を求めるはずです。
部下の「自分に取って都合の良い評判」に流されないことです。
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